「グルメの嘘」(新潮社)出版から早半年近く。レストランの個別評価ではなく総論的な「友里節」はダシガラ状態が続いているのですが、あらたな出版のオファーを2つほど(1つは未だ企画段階)をいただいております。新しい月刊誌からも取材のオファーがきていますから、居酒屋専門に舵切ってすっかり埋没してしまったJ.C.オカザワと違って、まだまだ世間は友里を見捨てていないということでしょうか。
1つは芸風を変えないつもりですが今までと違った店個別評価本。どちらかというとオススメできない店を多く選んだ今までの友里本と違って、「オススメ」に近い店だけに絞ってみようという企画です。
料理に対する嗜好は人それぞれ、あくまで友里の基準、嗜好をベースにした選択となりますので、万人受けではありません。といいますか世のガイド本(ミシュラン含め)も、書き手の偏った基準や嗜好(店との癒着の場合も多い)で選択されていますから、そういう点では同じであります。
お手軽な店から高額店まで、フレンチやイタリアンから和食、そして友里得意の食べ放題までなるべく広いジャンルで選ぼうと現在リストアップ中(100店以内)であります。とは言っても、スタンスは不変。単なる巷溢れるヨイショ本にはしないつもりでありますのでご安心ください。
今年はこの本の執筆のため、友里の店訪問はリストアップした店を主体(再訪です)にしようと思っておりますので、新店や過大評価店への突撃はかなり減るかもしれません。
不自然なほど露出の目立つ店や口先ばかりの店での儲けを目指す性格の悪いオーナーやシェフは、枕を高くして眠れる1年となるかもしれません。
もう一つの企画はまだ稟議が通っておりませんが、一般客の目線でのレストラン経営分析であります。
「グルメの嘘」の第6章を発展させたものをイメージしておりますが、今度はしっかり具体的な事例を挙げるものにしたいと思います。ただしこの企画はまだ決定ではありませんので、ポシャる可能性はあります。
いわゆるアドバルーンというのでしょうか政治屋がよくやる手法でして、ちょっとリークして世間の反応を見たいといった思惑もあります。引っかかって友里掲示板に色々なご意見をいただければ有り難いです。
さて「店評価ブログ」に、ミシュランの取材拒否店、赤坂のすき焼き「よしかみ」と、大阪の超高額寿司店「福喜鮨」をアップしております。ぜひお立ち寄りください。
今朝の『創遊ライフ』ウォッチング
古川修氏、まだブログを更新しておりません。放置状態になって1ヶ月が経とうとしております。
件のブログ(2/7付け)のコメント数は27のままであります。