読売と近大でホウレン草を買い支えろ!

昨日、原稿を書きながらTVを見ていたら、もとい、TVを見ながら原稿を書いていて、非常に腹がたつ放送に出くわしてしまいました。読売テレビ系の「ミヤネ屋」での放送であります。
近畿大学原子力研究所教授と自称する伊藤哲夫という人が、放射線基準値を超えたホウレン草などを擁護したいため、もとい、東電を擁護したいためか

100ミリシーベルトまでは人体に影響がないから300キロ食べても大丈夫

なんてデタラメを吐いておりました。まずはこのURLをご覧下さい。

http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/dbps_data/_material_/localhost/eikyo-housyasen.pdf

医療関係者を除いて、一般公衆の年間線量限度は

1ミリシーベルト

であります。世界平均の年間自然被曝線量でさえ

2.4ミリシーベルト

でありまして、100ミリシーベルトは、この被曝レベルでは臨床症状が確認されていないだけ。(確認していないだけかも)
100ミリシーベルトという値は確か

原発現地での従事者の年間最大許容量

であったと記憶しております。今朝のTVに出演していたハイパーレスキュー隊の総括責任者でさえ

我々の上限は30ミリシーベルト

と言っておりました。関電からいくら援助をしてもらっているかわかりませんが、近大のこの教授

まったくのデタラメ発言

ではありませんか。こんなデタラメ、司会者の宮根はともかく、他のスタッフならすぐ気がついても良いはず。老害の氏家に去勢されてしまったからか、検証精神、自浄能力を放棄しているようです。
セリーグ開幕問題でも世間から罵声を浴びたナベツネの記憶は新しい。私は読売テレビや読売新聞の社員に言いたい。こんな有害な報道を繰り返す前に

まずは老害コンビのナベツネと氏家を放り出せ

?と。百害あって一利なしのこの老害たちの一日も早い引退が読売グループ、ひいては日本の損害の歯止めとなるはず。
役員や社員が出来なくとも、ナベツネや氏家には息子や娘がいるのではないか。同業のマスコミだけでなく世間からこれほど疎まれている自分の親たちがこれ以上日本をダメにしないよう

親の首に鈴をつける

のが肉親の最低限の義務であると私は考えます。
私は近大の全教員と学生やOB、そして読売グループの全社員とOBに

アンタ等が基準値を超えた野菜や乳を率先して買い支えろ

と言いたい。基準値を超えても

直ちに人体に影響を及ぼすことはない

と政府も詭弁を弄するな。放射能は速攻だけではなく何年後、何十年後に影響を及ぼすことは世間に知られております。「直ちに」と言う逃げの言葉を入れている枝野氏、性格が悪過ぎです。基準値を超えても大丈夫というなら

その基準値が最初から間違っている

のではないか。今回の原発事故も、40年前のお古だからここまで大事故になったともいわれております。

30年で廃炉にするという決まりを勝手に延長

したため、40年以上前の設計の原子炉が第一線で活躍していたのです。「基準」の安易な変更に現政府が懲りていないのが日本国民の悲劇であります。
援助を受けている御用学者は仕方ないにしても、読売社員は去勢されただらしない奴しかいないのか。

骨のある人

が一人もいないのが残念であります。
公私混同な振る舞いなんて日常茶飯事なはず。スキャンダルを内部告発すればナベツネや氏家なんて一発で退場となるはずですが、チキンな社員しかいないのでしょうか。

サラリーマン役員なのに終身その地位にしがみつく体質がある読売。たしか務台氏も90超えて実権を握っていたと記憶しております。死語になりましたが「社会の木鐸」を個人が長く支配して良いものなのか。

日本にジャーナリズムが育たない原因の大きな1要素であると言えるでしょう。

大震災から1週間

友里掲示板の書き込みでは、西日本の供給力の底力で、1週間ほどで日用品(電池やトイレットペーパーなど)がコンビニやスーパーの棚にもどってくるとありましたが、その予測ははずれたようです。
相変わらずこれらの日用品は売り切れでして、買い溜めに奔らなかった我が家のトイレットペーパーはそろそろ在庫が切れそうです。
尾籠な話でありますが、ウオシュレットがあるとはいっても最後の処理にペーパーは必須ですから、友里ピンチであります。

昨日、アマゾンから本が届きました。頼んだのは3/9だったのですが、大震災の影響で物流がストップしてしまったようです。
「誰が小沢一郎を殺すのか?」(角川書店)でして、外人ジャーナリストの書き下ろし。ブログネタに使えると思ったのですが、大震災でしばし封印であります。?

大震災後の店訪問(東京)で閑古鳥しか見かけなかったとブログに書きましたが、来るところには来ているということがこの週末にわかりました。
以前から当日予約は難しかった「四川」(シェラトン都ホテル)であります。なんと満席に近いのではないか。
中国料理をメインダイニングとしているホテルは東京ではここだけではないかと思いますが、四川料理というのが受けていると思います。北京や広東だったら、この時期このホテルなら閑古鳥でありましょう。

そして昨日、ワインを預けているトランクルームを確認してきました。大震災の2日後だったか、トランクルームから

地震でワインが損傷している可能性がありますのではやく確認に来て下さい

との連絡がありました。相当揺れたそうでワインが棚から落ちて割れた部屋も結構あるというのです。
極端にいえば、財産のほとんどをワイン収集に投入(正確には株取引でもかなり消失しました)した友里、この連絡でかなりの衝撃を受けたのです。

あー、ケチらないで飲んでおけば良かった

と後悔したのは言うまでもありません。すぐ確認すれば良かったのでしょうが、出張も控えており現実(破損)を知るのが怖いこともあり確認を先送りしてしまいました。

実際割れていたとしたら、もうどうしようもない。地震ですからトランクルームは免責であります。補償も何もなし。
火事などで被害を被ったとしても1本で1万円しか補償されませんから、トランクルームに預ける決心をした段階で、ほとんどリスク補償は期待できないのであります。
慌てて駆けつけても意味がないとすっかり忘れていたのですが、土曜日に再度確認の電話がありまして、昨日ガソリンを気にしながら確認に行ったのであります。

ルーム内にフレームの棚を造り、そこへ10本ずつ入れた段ボールを所狭しと積み上げております。ワインが増えすぎて棚だけでは収まりきれず、通路まで山積みしていましたので、揺れてもワイン(段ボール)が落ちるスペースがないとの推測は的中。
ちょっとドキドキしましたが、室内は震災前とまったく変わらず、段ボールは落ちておりませんでした。(通路は背の高さまで積み上げているので落ちようにも落ちない)
胸をなで下ろしてトランクルームを後にしたのです。

スタッフに聞いたところ、ボトルをそのまま摘んでいたところは落下してかなりの被害があったとか。
段ボールに番号をふり個別にワインをPCのエクセルで管理し、ワインの出し入れが大変(奥の棚の段ボールをとるには通路の段ボールをすべて部屋外へ出さなければならない)でありましたが、これが功を奏したようです。
残りの人生も冷静に数えたら順調でも30回は正月を迎えられなくなりました。悔いのないようそろそろストックワインをバンバン飲み出さなければならないと、今回考え直した次第です。

さて規定値を超えた放射能を含んだ乳や野菜を検出したとの報道がありました。ただし人体にはまったく影響がないと考えられるとの注釈付であります。
世には本音と建て前がありまして、自己陶酔しやすい人ほど公には

風評被害を避けるため、率先して当該地の産物を食べよう

と訴えておりますが

君子危うきに近寄らず

という言葉もあります。彼らの本音はどうなのか。会社経営も同じなのですが、

リスクはなるべく避ける

のが常套手段。正直な話、私は積極的に当該地の産物を買うことはしないと思いますが、外食先で産地を一々確認しませんので、知らずに食べることには抵抗感はありません。

風評で思い出しましたが、東電関係で以下のような噂がネットに出ておりました。
「冷却操作を誤って今回の大事故を起こした職員が現場を捨てて逃亡」と「事故後に役員がキャバクラで豪遊」であります。
普通ならあり得ない常識外れの行動ですが、さもありなんと思わせるのは、東電の事故対策の稚拙さや隠蔽姿勢を目の当たりにしているからでしょうか。
事実でないと思いたいです。

http://ameblo.jp/dominionsdevotion/entry-10836638000.html

http://blog.livedoor.jp/neomani/archives/51589935.html

外食のススメ

福島第一原発事故、御用学者の立場でなくはっきり問題提起していると言われている武田邦彦氏が

最悪な時期は過ぎた・・・

と言っているので、ひとまずこれ以上の爆発や大量放射能漏れの可能性は薄れたのかもしれません。でも私は疑問や不安に思うことがいくつかあるのです。

1、緊急事態の山は越したとして、本当に事態は収束(放射能の漏洩が止まる)するのか
2、仮に放射能漏洩が止まり封じ込めたとして、当該原発の何キロ範囲までが、この先何年「立ち入り禁止」になるのか
3、計画停電は今後どのくらい続くのか
4、原子力発電所の建設許可や再開許可を出す首長が今後もいるのか
5、消防隊の総括責任者が記者会見の際、涙声で「・・・部下や家族に申し訳ない・・・」と発言したように聞こえたのですが、かなり深刻な被爆にあったのではないか

人伝ですが永田町関係からの情報では、「向こう何十年も、福島第一原発を中心にかなりの範囲で立ち入り禁止になる」といったものがありました。
決死の水掛けである程度沈静化したら、チェルノブイリのようにコンクリートなどで覆って封じ込めなければならないのではないか。
そしてその後はある範囲で長く立ち入り禁止、そんな状態になるような予感がします。

TVの御用学者達は、発電所近辺で10マイクロシーベルト、20マイクロシーベルトという放射能が計測されても

1回のCTスキャンのよる被曝量を考えるとまったく問題にならない

と発言しています。でもこれらTVの御用学者たちはわざと被爆放射線量の単位を混同して説明しているんですね。
測定値のマイクロシーベルトは時間当たりの量です。反面スキャンやレントゲンの被曝量は総量であります。

つまり、10マイクロでも10時間浴びれば100マイクロシーベルト、100時間(4日チョイ)居たら、軽く一般人の年間許容量である1ミリシーベルト(1000マイクロ)を超えてしまうんですね。1ヶ月いたら大変な量になります。
北茨木市では、5マイクロシーベルト/時間を計測したとありました。胸部レントゲンの1/10程度で問題ないと公表されていますが換言すれば

10時間いたらレントゲン1回分の被爆

となります。100時間(4日チョイ)いたら、レントゲン10回、放射線レベルが下がらず1ヶ月いたら、なんとレントゲン72回分に相当してしまうのです。普通

年にレントゲンを70回

も受ける人はいませんよね。いくらレントゲンの1/10だから安全と啓蒙しても、放射線が漏れ続ける限りレントゲンの回数は時間の経過ともにどんどん増えてしまうのです。
本当に安全だと思っているなら、御用学者たちは福島原発から20キロか30キロのところに仮設の屋外スタジオを創って、そこでTV出演して安全を訴えるべきだと考えます。

計画停電ですが、東北太平洋岸の火力発電所(広野や常陸那珂)がダメージ受けて当面の操業は無理。停止している火力発電所も数ヶ月では立ち上げられないのではないか。原子力も福島第一、第二はもう使えないでしょうから、望みは柏崎刈羽のみ。
東電と政府はちょっと検討(柏崎刈羽や停止火力の立ち上げ時期)すれば簡単に発電量のスケジュールが作成できるはずです。計画停電は本当に

4月下旬で一息つくのか
夏場だけまた計画停電すれば乗り切れるのか

一刻も早く国民へ開示するべきではないでしょうか。
あくまで私見でありますが、少なくとも年内は計画停電から逃れることは難しいと私は予想するのです。

通勤だけではなく工場などの操業に大きな影響を与える停電です。停電時間中だけ操業が止まるのではなく、機械やコンピューターの特性から停電の前後もかなりのロスタイムが発生してしまいます。はっきり言って午前や午後に計画停電が当たった地区の工場では仕事にならないのではないか。
1ヶ月続いただけでも企業としては大変だと思うだけに、何ヶ月も続いてしまったら決算予想どころではないはず。

政府と東電は原発事故の隠蔽に加えて、この停電についても重要な情報を発信していません。いやそこまで考える余裕がないのかもしれません。
一刻も早い原発事故の収束を望んでおりますが、日本国全体として復旧・復興に貢献するには経済活動の復活が必須であります。

そして原発の今後も問題です。今回の大事故で原発を受け入れる自治体はなくなるのではないか。原発は必要だけど自分のところには来てもらいたくないと拒絶するのは人間として仕方ないかもしれません。
でも、そうなると電気が足りず今までのような生活を捨てなければならない。

江戸時代に戻るのか、原発を許容するのか

の大判断を日本国民は早晩下さなければならないと友里は考えます。
近々のブログに詳しく書くつもりですが、江戸時代に戻りたくないなら、原発再開以外に道はないかも。そうなると、今回の事故は

極めて異例で人災に値する

として、特定の組織や個人の責任所在をはっきりさせるしか方策はないでしょう。

当初の計画を変更し、なぜ40年以上前の原発を使い続けていたのか
原子力の定検期間を半減して稼働率を上げようとするなど、利益優先の会社方針が果たして正しかったのか

などをしっかり検証しなければ、日本の原子力の火は消えてしまうと考えます。

外食産業の厳しさが耳に入ってきます。あのロオジエやカンテサンスも一時期店を閉めていたとか。オープンしても客がゼロに近い店も多いのではないでしょうか。友里掲示板では、こういう時期だからこそ

世間に外食をすすめるのが友里唯一の存在価値

との指摘を受けました。
ドタキャンを嫌う友里、大震災後も予約した店には連日通い続けていたのですが、内心は

こんな時期に悠長にお金使って外食して良いのだろうか
他に客が居ないなら、キャンセルした方が店にとって良かったのではないか

と悩み続けておりました。
未曾有の大災害に予想のつかない経済事情。どうしても萎縮がちになってしまいます。
でも、自転車操業とは言いませんが運転資金は日々の売り上げ頼りの中小規模が多いのが外食業界です。

性格の悪くない主人の店、多店舗展開していない店、頑張って高CPを維持している店は一般客にとって大切です。
今回の震災で本業に影響が出るかもしれない友里ですが、個人的には宵越しを考えていないだけに、微力ながら今後も外食を続けようと思っております。

自称食通、外食好きの皆様。
計画停電と先の見えない経済状況での外食は大変でしょうが、この時期訪問すれば店にとってソワニエに昇格するかもしれません。
訪問すべき店か行かなくても良い店かどうかを取捨選択するという条件で、出来る範囲で外食に精を出して下さい。