店評価ブログを更新しています

唐突という言葉はこの人に為にあるのでしょうか。菅総理が「サンライズ計画」なるものをぶち上げてきました。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4730363.html

簡単にいうと、屋根という屋根すべてにソーラーパネルを張ってしまえ、という政策のようです。
でもその前に、現状の「余剰電力買い取り制度」や取り入れるべき「固定価格買い取り制度」の問題を詰めなければならないと思うのですが、電力会社に遠慮しないで出来るのか疑問であります。
どういう仕組みか機械屋の友里にはよくわかりませんが、「スマートグリッド」なるものの開発も必要なようです。
いや、先日検討を始めるといった

発電・送電の分離

さえも進められるのか。もはや先進国では当たり前のこの「発送電分離」でありますが、日本特有(電力会社特有)の事情からか中電の会長は早速反対を表明しておりました。

http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210520004.html

しかしどう見ても世界は脱原発に動き出したというか、ポスト原発に舵切ってきたのではないか。ドイツは完全に脱原発になったようですが、あのアメリカもその動きが大きくなってきたと聞いております。

また鹿児島県知事は停止中の川内原発の再開を先送りする発言をしております。青森県知事選では、

計画中の原発の凍結(建設中の原発も当面凍結でしょう)

の是非を県民に問う展開になっております。
とりあえず「埋蔵電力」を吐き出せば原発の穴埋めは出来て計画停電は回避できるとの見方があります。
その間に原発の促進にかけた額と同じくらいの研究開発費を投入して洋上風力発電、太陽光発電、バイオマス発電(早急に出来るとは思えない)に力を入れれば、結構あっさり

脱原発

が出来るのではないかと私は考えるのです。
元経産相とか原発利権にしがみつく国会議員たちが、存続だけではなく新規建設まで話を戻そうと画策しているとも聞きました。そのような原発利権議員の妨害で「脱原発」が出来ないとの悲観的な見方もありますが対策はいくらでもあるはず。

利権屋には新しい利権を!

彼ら原発利権議員に

再生可能エネルギーの利権を分配

すれば、あっという間に解決するのではないか。
彼らも世間の冷たい視線を受けて原発利権にしがみつくより、堂々とクリーンエネルギーの利権をとった方が楽なはず。家族も肩身の狭い思いをしないですむでしょう。

やはり3.11で歴史は変わったのではないか。
原発事業を経営(利益)の柱にして事業転換していた会社は早急に読み違いを認め方針変更しなければ、取り返しがつかないことになると考えます。

さて店評価ブログに、最近の訪問で料理を見直した「アピシウス」と高いだけでまったく印象に残らない料理だった「ヘイフンテラス」をアップしております。
是非お立ち寄りください。

オススメ本のタイトルがまだ決められません。
副題と帯はだいたい決まってきたのですが、肝心のタイトルにこれだというものがでてきません。
迷いまくっていると当初の

絶品レストラン

の方が良いのかなと思うようにもなってきてしまっております。
ちなみにほぼこれで行きたいと思う副題と帯です。

副題
業界の異端児・友里征耶が心底リピートしたいと認めた96店


口コミサイトや店癒着の評論家・ライターにダマされたくない人 必読!

タイトル・キャッチ・帯へのご意見有り難うございました。

毎日毎日メルトダウンだ、セシウムが基準値を上回った、高濃度汚染水が何万トン貯まった、と福島原発事故のシビアな現状が報道されているため国民はマヒしてしまったのでしょうか。
平時なら大変な大事故だと思うのですが、ほとんど話題になっていないのが浜岡原発5号機の海水混入事故であります。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110516k0000m040106000c.html?inb=yt

どのような事故か、簡単にご説明しましょう。
原子炉で高温高圧となった蒸気は、タービンを回して仕事をして温度と圧力が下がり続けますが最後に復水器というところで大量の海水と「非接触」で熱交換されて20?30度(圧力は負圧)に減温・減圧されて再び原子炉へ戻されます。
湿度の高い日本では、欧米のように冷却塔を使っての蒸気冷却が出来ないので冷源として海水を使わざるを得ない。原発だけではなく日本の火力のほとんどが海辺に設置されている理由がこれであります。

循環水ポンプで汲み上げられた海水は直径3メーター前後の鉄管内を流れて復水器の水室というところへ入ります。ここで、何万本にも及ぶ復水器細管(直径3センチほど)にブランチし、タービンから出てくる蒸気と非接触で熱交換されるのです。
なぜ細管にブランチするかというと、熱交換は表面積が大きくなるほど効率がよくなるからであります。簡単言うと、1本の3メータの管の表面積より何万本の3センチの管の方が表面積が大きいと言うことです。

http://www.tohoku-epco.co.jp/whats/news/2007/02/27a2.pdf

重要なのは非接触だということ。福島や浜岡の原発は「沸騰水型」と言いまして、関電や九電が採用している「加圧水型」と違って、タービンを回す蒸気は原子炉内の燃料棒と直接接触します。つまり流れている蒸気は放射線物質を含んでいると考えられ、絶対に外部に漏れない(外部とツーツーにならない)ように設計されているのです。

ところが報道によると、復水器の細管が破損して大量の海水が復水器のホットウェル(蒸気→水が貯まるところ)に流入し、5トンがそのまま原子炉へ流れ込んでしまった。
海水が流れ込んで原子炉が使い物にならなくなる心配だけではなく、本当の問題は

原子炉内と直接繋がっている機器の一部が破損して外部とスカスカになっている

ということであります。福島原発事故がなければ大変な大事故なのであります。
私の記憶では、この細管はシームレスのチタンチューブ。そう簡単には破損しません。いや想定外のことが起こらない限り、破損しないように設計されているのです。
ではなぜ破損してしまったか。運転停止に絡む事故のようですので、あくまで友里の推測ですが

ウオーターハンマー(水撃作用)

ではないかと。管内の流体を急激にバルブなどで閉めたとき、衝撃や振動水圧が発生して配管を破損させてしまうことがあるのですが、今回の流入事故はこれではないかと。
またまたあくまで友里の推測ですが、運転停止中ということでこの事故は

操作ミス

の可能性が高いと考えるのです。
発電所の制御は専門ではないのでよくわかりませんが、運転停止は普通シーケンシャルに自動ですすめられていくはず。ここで何らかの人的ミスか制御の不具合が発生してしまい、循環水バルブ(直径3メーター前後のバタフライバルブ)の誤動作を招きウオーターハンマーが起こって細管が破損したと考えるのが一番自然であると考えます。

地震や津波といった災害だけではなく、運転操作のミスでも大事故が起きてしまうことを示してしまった今回の浜岡大事故であります。
浜岡原発は5基とも、原子炉は東芝、タービン系(今回の復水器も含む)は日立が担当しております。現在日立内では事故検証が進められていると思いますが、今回の海水流入事故により、原子炉内の除塩作業だけではなく

復水器の大改修

もしなければ5号機は再起動出来なくなってしまった。
安直な菅総理の停止要請をあっさり受けてしまった為、中電は何十億(もしかしたら3桁突入)の余計な出費をしなければならなくなったのです。

さて昨日のブログで、6月出版の友里オススメ本のタイトルなどの案をお願いしたところ、早速掲示板で沢山のご意見をいただきました。大変参考になるご意見ばかりでありまして助かりました。特にキャッチや帯の案はそのまま採用したいものばかりであります。

ここにあらためて御礼申し上げます

これから編集側と相談して決めていかなければなりませんが、少なくとも「原案」はボツではないかなと。
私個人として考えついた案(ご意見も取り入れて)を書いてみます。

タイトル:不味い店には行くな
副題:業界唯一の自腹辛口評論家がやっと認めた96店
帯:サクラばかりの口コミサイトや味音痴の料理評論家・グルメライターにダマされ続けた人、必読!

ダメでしょうか。

友里オススメ本のタイトルについて

昨夕、溜池から渋谷方面へタクシーで向かったと思って下さい。六本木交差点手前の左側のビルにある店看板を見て私は驚いたのです。

なんとあの次郎がまた支店を出してきたのか

数寄屋橋の本店に六本木ヒルズ店、その他にもいくつか暖簾分けしている「すきやばし 次郎」の支店か暖簾分け店がここにも進出か、これは絶好のブログネタだと再度目を凝らして見たらなんと

すきやき 次郎

3つ星鮨を意識してのネーミングなのでしょうか。まことに紛らわしい。

http://r.gnavi.co.jp/g887405/menu2.html

「すきや・・・」と「次郎」の文字だけの確認で、あやうくブログに大誤報を書いてしまうところでありました。

さて6月発売を目指している友里オススメ本、関谷江里さんほどではないですがただいま校正というか見直しの真っ最中であります。

撮影、原稿、編集、校正、校閲、デザインと一人でやっている自費出版

と、関谷江里さんの京都店癒着相関図本、もとい「最新京都美味ガイド」を散々紹介してきましたが、本日出版社である鉄人社に確認したところ、この友里オススメ本も

校閲はない

とのことでした。
つまり編集の担当者と友里の2名ですべての確認作業をしなければならないようで責任重大であります。というか荷が重くて気分が滅入ってしまいました。
しかしここで私は声を大にして言いたい。しっかりデザインナーは別にいるらしく

自費出版ではない

ということを確認させていただきます。
最後の問題は本のタイトルであります。タイトルの如何で売れ行きや話題性が大きく異なるのは、余り売れなかったけど知名度だけは浸透した拙著黒本の歴史が証明しております。

シェフ、板長を斬る 悪口雑言集

としなければ、今の友里(たいしたことないですけど)はなかったことでしょう。
現在出版社側からの案はただ一つ。なんちゃってイタリアン・アルケッチャーノの「奥田料理」の如く非常にシンプルでありまして

絶品レストラン

キャッチは

超辛口グルメ評論家が本気(るび・マジ)でハマった96店

であります。
皆様のご意見をお聞きしたいと思います。関谷江里本と違って「帯」もしっかりあります。帯には

あの友里が褒めた!
自腹・覆面で食べ歩いた史上最強のグルメガイド

となるようです。でもほとんどの人は

友里 WHO?

ではないでしょうか。東京の鮨業界では多少知られておりますが、

あの友里が・・・

というキャッチでピンと来る人が多いのか、心配であります。