洞爺湖サミット晩餐会のシャンパンが虚偽広告?
読者の方からいただいた情報です。私はこのシャンパンの存在をしらなかったのですが、福田総理夫妻主催のディナーで振る舞われたシャンパン「ラ・スル・グロワ ル・レイヴ グランクリュ」について「シャンパーニュ委員会日本事務局」が公式サイトで警告を発しております。
http://62.73.5.31/champagne.jp/champagne/news_article.php?idDoc=194&back=../i
「サンケイビバレッジ(株)」がインポートしたこのシャンパン、どういう経緯でサミットのワインに選ばれたかわかりませんが、どうやらこのインポーターが売らんがための「勇み足宣伝」をしていたようです。
サイトでは、「外務省サミット事務局のニュースリリースに『日本人が初めて設立したワイナリーで造られたシャンパンがサービスされた』」という誤った記述があると名指しで指摘しております。
どうやらこのインポーターは、「日本人(社長の合田学剛氏)がプロデュースしたシャンパン」と触れ回っていたのではないか。
それに対してシャンパン委員会は「ラベルを張り替えてもらっただけの単なる『プライベートラベル』のシャンパン」であるので事実無根、虚偽の広告であると訴えているわけです。
現在のサンケイビバレッジのHPではこの指摘を受けてか「微妙な言い回し」で「プロデュース」や「初めて設立したワイナリー」の文言はありません。
http://www.sankeibeverage.co.jp/toyako.html
このあまり知られていないこのシャンパンの採用、合田社長が外務省に縁故があったのか、福田総理と昵懇だからかわかりませんが、うまいこと売り込んだものです。1本15750円と高めの設定なのでかなり利益を上げたのではないでしょうか。(ネットでは9999円で売っています)
http://kakaku.journal.mycom.co.jp/item_info/20832408520962.html
しかし、ついでにこのシャンパンの宣伝に一役買った人たちまで名指しで警告しているところに、シャンパン委員会の強い姿勢が感じ取れます。
宇田川悟さん、「月刊ゲーテ」でのマスヒロさん批判以来久々にお名前を拝見しました。機内誌(エールフランス)とはいえ3ヶ月も連続で誤った記事を書いたようで、フランス通で知られているだけにかなりイメージダウンになったかもしれません。