TPPが締結してもたいして値下がりしないのではないか、アメリカ牛

どうやら近々にTPPが締結されるような気配を感じてしまいます。

 

牛肉関税11%下げ、TPP初年度に米と調整

https://archive.is/ehwtC

記事中では

 

TPP発効当初から輸入牛肉が大きく値下がりする可能性もあり、日本の消費者にとって恩恵となりそうだ。

 

とありますが、本当に大きく値下がりするものなのか。

 

現在の関税が38.5%とありますから、イメージ的には輸入価格の1。4倍弱。
ということは、11%下がるといっても、関税が

 

38.5% → 27.5%

 

になるだけですから、輸入価格の1.275倍になるだけ。

つま~り、実際の値上げ率は、1.275÷1.385でありますから

 

0.92

 

と、わずか8%引きではありませんか。

 

計算上は3割4割下がるものではないだけに友里はがっかりしたのであります。

 

とはいえ、実際の商流は、インポーターから消費者まで何社も仲介業者が入っているので、その荒稼ぎ分の8%引きとなるので、絶対額では大きくなるのかもしれません。

 

現在のUSDAプライムビーフのステーキ価格は、ルースクリスやウルフギャング、BLTなどでは

 

一人分で1万円弱

 

のはず。

では最も物価が高いNYではどうかというと

 

2人前(ポーターハウス)で1万円弱

 

ですからほぼ半値。

 

関税が激減してもたいして末端価格は下がらず、我々消費者より商流にある仲介業者がボロ儲けするのではないかと友里は考えます。