GOETHE(ゲーテ 幻冬舎)のミシュラン批判を読んで その3

友里はミシュランに足向けて寝られません。孤軍奮闘の批判が珍しかったからか、発売前後に色々なところからお呼びがかかりました。TV初出演も経験し、週刊誌だけではなく月刊誌にも初登場、そして「モウラ」でミシュラン掲載店の特集企画、今年は友里、ミシュランで食べていると言っても過言ではありません。(実際は大赤字ですけど)
見城社長に言わせると、山本益博氏だけではなくこの友里も「人のふんどしで相撲をとっている」ということになるのかもしれません。
そして今週もミシュランネタでブログ数を稼いでおります。ミシュランガイド、今年以降売れ行きがガタ落ちして日本撤退となったら友里に稼ぎネタがなくなります。批判しなければ友里の存在価値がなくなり、批判が世間で認められてミシュランが埋没したら稼ぎネタを失ってしまう、ジレンマの友里征耶であります。
さて、「ゲーテ」にはあと二人、批判記事が掲載されています。
まずは宇田川悟氏。
ガイドは、唖然、呆然、落胆、失望、そして怒りが沸々と込み上げてきた。店からもらった資料に適当に手を入れただけの駄文、ライターも編集者もいない、とかなりの批判をしています。しかし、月刊プレイボーイの対談では一応ミシュランを批判していますが、マスヒロさんにほとんど追随というかしっかりサポートしていますから、どういう考えで「ゲーテ」の仕事を引き受けたのでしょうか。見城社長がマスヒロさんを真っ向批判しているのに、マスヒロさんと仲の良さを感じさせるトークをしているのが理解できません。
もう一人はフードライターの藤田実子氏。まったく私は彼女の存在を知らなかったのですが、逆に彼女からも「あんたのことなんか知らない」と言われそうです。
日本人を「権威やブランド、新しいものに飛びつく愚かな国民」と分析した戦略に、バカにされた印象で反感を覚えたと立腹されております。友里もまったく同感。
最初から真剣にいいものを作ることは諦めていたのではないか、という推測も「その通り」ともろ手を挙げて賛成。
来年以降は今回以上に掲載辞退が続出するに違いない、にも拍手を送りたい。
でもちょっと待ってよ、どこかで聞いたことあると思っていたのですが、これってほとんど友里が「文藝春秋」や「週刊現代」で書いてしまったことなんですね。他のライターに参考にしていただいて嬉しい気持ちであります。
さて、ここで私はある企画を思いつきました。年末のミシュラン発売が近づくころ、「星降格予想」や「掲載拒否予想」をしたらどうか。
誰が考えてもおかしいと思われる店が結構ありますから、今後も日本で毎年発売していこうと思っているなら批判をある程度反映してくるのではないかと思います。このままの味音痴な料理判断と、雰囲気と本数だけ多いワインリストの有無だけで星数を決めていくなら、今年は売れ行き激減、来年はまったく相手にされなくなると考えます。日本で20万部、30万部売れたこと自体が異常。去年までは、世界100カ国ですべてのミシュランガイド総計で80万部しか売れていないんです。東京版が総売り上げの2割、3割なんてそう長く続くはずがありません。
マスヒロさんは星予想で昨年稼いでいましたが、友里は今年、「星降格予想」で、もしくは降格があからさまになるのを嫌っての「掲載拒否予想」で売る、というのはいかがでしょうか。候補のお店は沢山あります。
各週刊誌の編集の皆様、ご検討いただければ幸いです。オファーがなければブログネタにします。(ミシュランへの皮肉で半分冗談です)