GOETHE(ゲーテ 幻冬舎)のミシュラン批判を読んで その2

本日は幻冬舎代表取締役・見城徹氏の談話を中心に考えてみたいと思います。
「癒着」、「汚職」、「手抜き」、「無責任!」「ふざけるな!ミシュラン」、「だから、この本を信じてはいけない」とここまでよく書いたと感心するほどの過激なキャッチが目立ちます。
星付けの基準に疑問を呈し、店紹介本で批評がないとまでは確かに「ミシュラン批判」であったのですが、途中からというか2/3は山本益博氏の批判に費やしているのには驚きました。
タイトルが「批評がまったくない“トンデモ格付け本”。その選別の背後に見えた人物!」となっておりましたから、見城氏は山本益博氏がミシュランと完全に癒着していると思っているようです。マスヒロさんのアドヴァイスというか「推し」が星の評価に影響しているとの判断。これが本当なら見城氏も言っていますが、ミシュランはアドヴァイザーの人選を本当に誤ったと考えます。
友里はとてもここまで言い切れないと思いますが、考え方は似ています。見城さんとの対談の企画があったら、今度はぜひ実現していただきたいと思います。
しかし、本当にマスヒロさんが絡んでいるのでしょうか。私は彼ではなく、「東京最高のレストラン」系のヨイショライターが絡んでいるのではないかと勝手に想像しております。
ライター全員のおススメフレンチ「ル・マンジュ トゥー」が2つ星に輝いたのに加えて、「ドン・ナチュール」や「メゾン・ド・ウメモト 上海」の1つ星紛れ込みには過食のオコチャマ・来栖けい氏の影を感じます。「分とく山」の1つ星は大谷浩己氏の配慮かな、なんて思ってしまいます。「カンテサンス」の3つ星もどうかんがえても不自然。彼らが寄り付いていると言った情報がない「コート・ドール」が不掲載なのも頷けるというものです。
見城氏はマスヒロさんと以前は付き合いがあったから、「あまりに愚かで子供っぽい策略家ぶり」、「私利私欲の絡んだ癒着」、「もう20年近く会っていないが、かつては会うたびに品性下劣な男だと思った」、「自分の金では食べない男」と言い切れるのでしょう。
私のもとへも以前マスヒロさんと一緒に仕事をしていたという何人かの方から連絡をいただいておりますが、はっきり言ってよく言う人はいなかった。みんな半分喧嘩別れみたいになっているようです。
「ゲーテ」にはネッド・グッドウィンというオーストラリア人のミシュラン批判も載っています。「汚職(アンダーマネー)なんじゃない?」と疑われてもしょうがない、日本は評論家が広告塔になって、お店と仲良く手を結んでいる印象、となかなか的を射た発言をしていますが、自身は飲食店多店舗展開会社「グローバルダイニング」に所属している身ですから、同じく評価される側の人、あまり説得力はないようにも感じます。
おまけ
高島屋で小野二郎さんが握る「次郎イヴェント」、マスヒロさんも出演しているようですが、高島屋からは出演料だけではなくプロデュース料というかその他のものを得ているのか、高島屋関係者の方に聞いてみたい気もします。