2008年も今日で終わり。個人、本業、そして友里としての副業と色々なことがありましたが、あっという間の1年でした。
2008年は外食生活としては非常に充実、いや偏った1年であったと思います。ミシュラン掲載店の検証という「モウラ」の企画で食べまくった星付き店。このレベルの店をこんなに訪問することはもうないであろう人生最初で最後の良い経験をさせていただきました。
あらためてこの企画を提案していただいた講談社に感謝いたします。
来年は黒本(シェフ・板長を斬る)を出して6年目となります。単なる外食好きの素人がその後も本をいくつも出し、週刊誌、月刊誌、FM、TVに出られるようになるとは夢にも思っておりませんでした。自己顕示欲の強い友里としては非常に有り難く思っております。
これもアンチを含めた読者の方々の支えがあったら。ここにあらたえて御礼申し上げます。
さて、2008年最後を飾るブログは「今年訪問した店 ベスト3」です。「ガチミシュラン」で3つ星にした店を除外した中での3店は以下の通りであります。
シェ・イノ
残念ながらミシュラン2009年版では未掲載となりましたが、これぞフレンチの王道ではないか。
創作は基本あっての代物。ヌーベルも古典がしっかり存在してこそ目立つものと考えます。
クラシックだ、濃厚すぎる、と何も考えずただ毎日食べ歩いているだけのミシュラン調査員の胃には負担がかかるでしょうが、料理は本当に美味しい。
真のフレンチは「炭火焼き」や「長時間ロースト」だけではありません。ぜひこの店の料理を食べて日本のフレンチを見直してください。
トラットリア・トルナヴェント
行く度に料理が増えているというか、新しい料理がラインアップされているピエモンテ料理店。イタリアンは郷土色あってこそのもの。わざわざ和風にアレンジしてまで食べたいとは思いません。
ディープな地元イタリアン料理を食べ飽きてないならば、創作和風イタリアンの「アロマフレスカ」や「カノビアーノ」へ行く前に、まずは本場色のあるこの店で「イタリアン」を確認してください。
ドン・ナチュール
過食のオコチャマ・来栖けい氏が不自然に絶賛していたので良い印象を持たなかったのですが、行く度に美味しく感じてきたステーキ店。
肉質はまだ「あら皮」に及ばないかもしれませんが、支払額を考えたら東京トップレベルの食後感を得ることでしょう。
もう少し安いボルドーワインを揃えてくれたら有り難い。
来年なるべく早い時期に、サイトの大幅なリニューアルを予定しております。
生まれて初めて読者から批判を受けたのがショックだったのかコメント欄を事実上封鎖してしまったタレント・来栖けい氏でありますが、叩かれ慣れている友里としましては、逆に何らかの形で読者の方々に「書き込み」が出来る場を提供したいと前向きに考えております。
皆様、今年も一年大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。