食とはまったく関係ないのですが、読者の方から大人気で納品まで1年近くかかるオーダー枕があるとの情報をいただきました。まずは下記URLをクリックください。
2時間ほどかける計測(枕の製造のため)が相模原と札幌の2ヶ所しかないからでしょうか、
平日計測希望なら5ヶ月
土曜計測希望なら10ヶ月
も待たなければならないというから驚きであります。
かなりのナルちゃんである佐藤尚之さんも枕に拘りがあるとブログに書いてありましたが、鈍感なのかまったく拘りがないというか、小さいときから枕なしで寝ていた(うつぶせ寝)友里、ここまで我慢して枕を購入するものなのか不思議というか疑問であります。
人間、人気爆発と聞くとなんとしても買いたくなるもの。まして予約困難や入手困難というだけでついつい釣られてしまう人は結構多いはずです。
1年後まで予約が出来ないシステムにしている寿司屋
サクラを雇って行列を無理に作るアイスクリーム屋やハンバーガー屋
レジの台数を調整して行列の長さを保つ甘もの屋
1本しか予約電話を用意せず受付時間も数時間と制限し、だらだらとキャンセルポリシーなどの説明をして電話を長引かせ、結果ほとんど話し中状態にして予約困難さを演出する3つ星フレンチ
などの存在がその証左であります。
しかも計測費が4200円でありますが、枕自体の価格は18,900円とちょっと無理すれば手が届く値段設定。
整形外科枕
枕診断士
などの造語も純粋無垢な人たちの購買欲を煽るのではないでしょうか。
しかし友里はこのオーダー枕、どこに2時間かけて計測したデータを製造段階で反映するのか大きな疑問があるのです。
枕の外形寸法をみますと
25(縦)x50(横)x高さ 寸法は㎝
と縦横の長さは決まっているようです。内部構造やカバー素材も決まっているようですから、2時間かけて計測したデータを反映できるのは
高さ(厚さ)のみ
ではないか。
個々の体格に完全に合わせる
と言ったって、高さだけの調整に2時間何を計測するつもりなのか、理工系出身の友里にはまったく理解が出来ないのであります。しかも高さを1ミリ単位で変えたとしても、全種類は20~30種類しか出来ないのではないでしょうか。
本当に完全オーダー製造というなら機械での製造は無理。個別にいちいち枕をつくるとしたら、製造にかかる人件費(人工)が18,900円を簡単に上回るはずであります。確かに人によって適切な
枕の堅さ(反発力)や高さ
はあると思いますが、内部の素材が同じですから反発力はどれも同じ。
2時間かけた計測データを高さだけに反映できるはずがない
と考えるのは友里だけでしょうか。
なぜ計測に2時間もかけるのか。なぜ計測場所がわずか2ヶ所でしかも都心から離れた場所にしているのか。その理由は
計測日の予約を取りにくくして人気を演出している
とヘソの曲がった友里は考えてしまうのであります。10ヶ月の予約待ちではありますが、大行列のような集客効果がある2時間計測。
整形外科枕の営業戦略、恐るべし
であります。
この枕を購入したことがある方がいらっしゃいましたら、その効果をご教授いただければ幸いです。
本当に素晴らしい効果があるなら、友里も10ヶ月並んでみることにします。