麻生内閣の支持率急落?

ここしばらく、新聞やTVニュースを見られる環境にいないので(名誉毀損で収監されたわけではありません)、さきほど初めて知った鳩山前大臣の実質更迭問題。
西川氏がもともな判断力をお持ちなら、自身が社長辞任して決着がつくはずと思っていただけに驚きました。やっぱりまともな判断力がなく、社長の椅子にしがみついたということでしょうか。ここで辞めたら、「悪者」で終わってしまうと言う意地があったのかもしれません。
当然ながら内閣支持率は急落したようですが、支持率を犠牲にしてまで守るべき人材だったのか、私は甚だ疑問であります。
巷では小泉氏や竹中氏が麻生氏の弱みを握って巻き返した、いや彼らのバックのアメリカ(郵政民営化はアメリカから要求を受けたアメリカを利するだけの売国行為との都市伝説がある)が恫喝した、など言われておりますが、どちらにしても麻生さんは人を見るべきものがないようです。
「かんぽの宿問題」など負の問題は別にして、西川氏の経営手腕を評価するマスコミがありますが、本当に手腕があるものなのか。
こんなことは思っていても口に出さない人がほとんどなのですが、敢えて私が代弁させていただくと、世で「つぶしが利かない職種」の代表格が「銀行マン」であることは、知る人ぞ知る事実。
取引会社に天下る元銀行マン(つまり銀行である程度出世した人)は、営業や渉外、総務といったものだけではなく「経理実務」でも普通の会社では役に立たないと言われています。
ましてや経営など出来るものなのか。バブル前後に銀行のとった戦略を見てみれば、何ら洞察力がなかったトップの人たちの経営であったことが誰でもわかります。
銀行マンの天下りの実態、要は融資をそつなく繋ぐための人質みたいなものなんですね。せいぜい銀行の担当部署との交渉くらいしか腕を振るえないというか、腕をふるってほしくないと考えている会社トップが多いのではないでしょうか。
無借金会社が銀行から天下りを取りたがらない現実を考えれば、すぐわかることです。本当に良い人材なら、借金なく銀行と対等以上の立場でも喜んで人材を受け入れるはずですから。
よって日本郵政の社長が西川氏でなかったとしても、今の業績は上げていたと「純粋」ではない見識ある方は皆感じていると思います。
私は顔相ふくめて鳩山邦夫氏があまり好きではなかったのですが、

「西川氏が謝罪する相手は私ではなく国民だ」

本当にそう麻生さんへ言ったとしたら、すこしは見直しました。
おかげで現政権とも、この「遠山の金さん」行為で一線を画する立場になれました。次期総選挙で落選さえしなければ、政権交代しようが大連立になろうが、生き延びることが出来る立ち位置についたと考えます。
しかし西川氏、以前より更に顔の相が悪人面になったと感じるのは私だけでしょうか。
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