この日曜日、1時間かけて麻布十番街を歩き回りました。普段と違って日曜は人が多かったのが意外。ヒルズ人気もなくなって、もっと寂しい街になっているかと思っておりました。
人通りは多かったですがテナント数は少ないと言いましょうか、「虫食いビル」が目立っています。2階や3階だけではなく、1階でさえ堂々と「テナント募集中」の張り紙があるビルもちらほら。
半分もテナントが入っていないビル、丸ごとテナント募集(一軒も入っていない)の新築ビルもありました。
この状態を見る限り、景気の回復は少なくとも「麻布十番地区」には及んでいないことがわかります。
こんな状態でも、麻布十番やその近辺の「・・・麻布」地区でどんどんビル(マンションも)を建てているのですから驚きです。完成したら予想通り、テナント不在のゴーストビルになっているからです。
飲食店の出店と同じく、ビル建築にも変な「コンサル」が居て巧みに建設をすすめてコンサル料を稼ぐ人がいるのでしょうか。それとも未だに銀行に騙されているのか。
私の経験から言わせていただくと、自分の土地に自己資金(借金でも)でマンションやビルを建てての貸し部屋商売、そう儲かるものではありません。特に規模が大きくない場合は大変です。有効利用より売り払った方が結果的にキャッシュフロー的には良かったという場合も多いのではないでしょうか。
散歩で面白そうな店を一軒みつけました。(入店はしておりません)
虫食いビルの上階にあるレストラン、本邦初というスチーム機で造る「スープ」(でも2?3000円と結構高い)がメイン。他の料理も調理は「蒸し」が主体のようです。「ケテル キッチン」とかいう店名でした。野菜好きな友里、機会があれば行ってみたいです。
さて飲食店ではないですが、異様な光景の店もありました。暗闇坂の下の方でしょうか、オモチャ屋だと思うのですが店前には若者で一杯です。
前からなぜ机や椅子が置いてあるのか疑問だったのですが、カードゲームをするためだとやっとわかりました。
私に言わせると完全な「オタク」たちが、相対して黙々とマンガの書かれたカードを出してなにやら戦っているのです。ほとんど無言。ゲームなのでしょうが、会話といったコミュニケーションは存在していないように見えました。人の趣味はそれぞれなので他人がとやかく言うものではないでしょうが、どうみても「不健康」。
ネット、ツイッター、そしてカードゲーム。友里掲示板の隔離部屋スレを見れば、バーチャルにのめり込むことの異様さがわかるというものです。、