飲食店業界の不景気は回復しないのか

友里掲示板に昨晩書き込まれた情報、友里得意の「閉店情報」ではなく「破産情報」でありました。
先日六本木ヒルズを歩いていて、高額中国料理店「レイ家菜」(オープン当初は3万円以上の夜コースしかなかったと記憶)が1700円ランチを提供している様を見て変だと思っていたのですが、その経営会社である「株式会社ソーホーズ・ホスピタリティ・グループ」が2日に自己破産を申請しておりました。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3154.html
ただしソーホーズが運営していた店舗と従業員は別会社に既に移管されているそうです。
手を広げすぎたからか2004年に民事再生を申請しましたが、もう再生が終わっていると思っていたソーホーズ、事態はより深刻になって破産を選んだと考えます。
六本木ヒルズオープンで「レイ家菜」含め傘下の店を7店舗も出店した頃が、月川氏の隆盛のピークだったのかもしれません。山本益博氏と共に、「レイ家菜」の日本初進出の過程を描いたTV番組に出ていた月川氏は、正に飛ぶ鳥落とす勢いでありました。
六本木ヒルズに深く関わりすぎたのがいけなかったのかはわかりませんが、ワイズテーブルを除いて複数の店舗を出していた会社はほとんどヒルズから撤退してしまったと思います。
読者の方から、銀座のビル地下の廉価な飲食店もどんどん閉店していると聞きました。先日、夜の西麻布1丁目近辺を歩いたのですが、「茶寮 つくし」や「リストランテ・ダ・サリーネ」が、もぬけの殻のまま。
ある意味この地区の象徴だった老舗イタリアン「カピトリーノ」もいつの間にかスペイン料理店に変身。その他オープンしている店も集客が厳しいのでしょうか、「ラ・グラップ」も客の姿を外から見ることは出来ませんでした。
いつまで続くのかこの不景気。政権交代して景気が直ぐに良くならないのは仕方ないにしても、前政権の「膿」や「暗部」がほとんど暴かれていません。と言うか、機密費(内閣官房費も)の「不透明」さまで前政権から引き継いでしまう体たらく。
こりゃあきまへん。せめて渡した(使った)相手は隠しても、使った額だけでもオンタイムに公表する「度量」がないのか。
公開できなくても国民に対する説明はもっと上手い手法があると思うのですが、現政権には優秀なブレーンや広報がいないようです。何十年も営業や客先からのクレーム処理をやってきた私でさえも、もっとマシな説明が出来ると思うだけに、人材不足のこの様、見ていられません。
国会議員って自己保身や利益誘導には老獪だと聞いていましたが、本当の意味で「頭」を使っているのか。
自民党もダメ、民主党もアホなら、日本の未来は真っ暗闇であります。
小沢氏は2回当選してこそ「議員」と言っているようですが、そんな自己保身ではなく、自分の将来を考えず身を投げ出してこそ国民に奉仕する「国会議員」。
再選とか、この業界で長く生きていこうなんて考えているから、腰砕けになっちゃうんですね。この構図は政治も飲食店評論も同じ。
山本益博氏や「さとなお」氏の変節とまったく同じであることがわかりました。
友里掲示板
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