連日のオススメ店巡りで舌調に異変?

昨日のブログでちょっと書いた民主党の16人会派離脱騒動。是非は別にして、如何にTVの報道がおかしいかを如実に物語るのが、以下のアナウンサーのコメントであります。

菅首相に反旗を翻した16名の「若手」衆院議員達・・・

おいおい、記者会見に出ていた連中の顔を見て発言しているのか。代表役の渡辺衆院議員はじめほとんどの男女議員

どこへ出しても恥ずかしくない立派なオッサンやオバサン以上の歳

ばかりではないか。ある意味、アロマフレスカの料理をイタリアンと称する以上に罪が重い誤報と私は考えます。
菅首相や岡田幹事長はこの似非若手衆院議員たちの行動に対して

理解できない 理解に苦しむ

とほざいておりますが、自分たちがやっている自民党政治への先祖帰り政策が

国民に理解されていると思っているのか

と私は言ってやりたい。己を顧みない面の皮の厚い人は料理人だけではないようです。

さて何回もブログで書いておりますが、ここ半年前から「オススメ店」訪問が友里外食の主体。特に今年になってからはほとんどオススメ本プレリストに挙げた店しか訪問しておりません。
せっかく時間を割いて確認の意味で再訪するのですから、

頼むからクオリティやCPが落ちていないでくれ

と念じながらの訪問です。もしそれらの劣化を認めてしまったら、新たに1店探し出さなければなりません。以前に取り上げた店ばかりですからよほどの面白ネタがない限り、日刊ゲンダイのコラムに取り上げることも不可能。大事な外食が取材としては無駄になってしまうのです。

当初より食後感が落ちたと感じる店も結構ありましたが、それでも「かろうじてオススメ」としていく中、

こりゃダメポ

と判断せざるを得ない店もいくつかありました。原稿締め切りまで残り僅かなこの時期、

掲載店数を減らすか、新たなオススメ店を探し出すか

の剣が峰に立たされることになったのです。
掲載店を減らしても、「一頁コラム」などを増やしてページ数を稼ぐ手段もありますから最終的にはなんとかなるのですが、問題は友里自身の嗜好基準。
普段と違って気に入っている(気に入っていた)店ばかりの訪問なので、悪口、もとい辛口を前提としない訪問ばかり。よってガス抜きが出来ないというか、ストレスのようなものが溜まってしまうのです。連日の「悪口封印」の影響か、不味くもなく性格も悪くはないのですが、以前のように

本当に美味しい

と感じなくなっているようにも思えるのです。
原因は2つ。悪口封印で舌の調子を崩したか、オススメ店の再評価と言うことでアンチ料理人たちからの突っ込みを回避する意味で

より公平にしなければと無意識に判断基準を上げてしまっている

かのどちらか。どちらにしてもあと1ヶ月近くはこの苦しい外食が続くことでしょう。

この状態からはやく抜け出し、あの天下の過大評価店「アル・ケッチャーノ」を訪問し、思う存分悪口、もとい辛口で評価して本来の友里征耶に戻りたいと考えます。