7月頃に今年前半訪問したベストとワーストの10店を掲載すれば良かったのですが、すっかり忘れて10月になってしまいました。
今年もあと2か月半ほど。ほとんど大勢を決定したかもしれませんが、途中報告として友里にとっての今年のベスト10、ワースト10を4回にわたって報告させていただきます。
ベスト10の店といっても友里的には問題点があるのはいうまでもありません。世に完璧はありません。逆にワーストといっても真に悪いのではなく、雑誌などの宣伝に裏切られてしまった、期待が大きく外れてしまったということでリストアップした店もありますので、その点をお含みおきください。
では本日から2回は現在までのベスト10です。
フレンチ
アロニア ド タカザワ 赤坂
良い意味で大きく予想が外れた店です。デビュー前はあまり評判店、人気店、高額店の経験がないと思われる「過食のオコチャマ」来栖けい氏が絶賛している店だったのですが、下手な鉄砲も数うてば当たる、といったところでしょうか。
フレンチというより創作料理なのですが、一日2組とか怪しい営業形態の割に悪くはありません。ワインが日本物しかない、換気が悪く煙が充満する。支払はかなり高い、など問題点多いですが、話のタネに一回は良いでしょう。
イタリアン
トラットリア デッラ ランテルナ マジカ 目黒
ワインの安さ、地方色はないがディープ感ある料理で結構流行っている店。
バーニャ カウダ、ボリード ミスト、ラグーの手打ち麺、馬肉のステーキと頼んだ料理にはずれはありませんでした。ちょっと駅から遠いのが難点でしょうか。
リストランテ ダ ニーノ 乃木坂
ニーノさんが西麻布から独立した店。シチリア料理店です。
パスタ2500円以上、メイン3500円以上と安くはない店で、雰囲気も「リストランテ」と言えるものではないチープ感がありますが、料理は悪くない。トラパーニ風ペーストのショートパスタ、シチリア風ブイヤベースもなかなかでした。ワインを安いものにすれば一人1万数千円で終わります。
和食
建仁寺割烹 まとの 祇園
今年は時間がなく、京都の店を訪問する機会が激減してしまいました。
そんな中で連れて行ってもらったのがこの店。お椀はかなりインパクトある出汁、伊勢海老などを多用するなど私的には好きな構成ではないのですが、この食材、質を考えると、コース1万3千円は京都でもお得であります。
ハル ヤマシタ 東京ミッドタウン
神戸からでてきた創作和洋食店。本人は創作和食と思っているようですが、見た目も味わいもイタリアンっぽい和食です。
この店では、頼むコース価格で食後感が激変します。メインの違い、たとえばランクの違う神戸牛やイベリコ豚の違いで後はまったく同じ料理がでて6千円台から1万数千円まで変わる価格設定。
勿論、メインは神戸牛ステーキのある一番安いコースを頼んでください。高いコースでも結果はそうは変わりません。
(つづく)