問
化学調味料の「害」に関する見解を聞きたい。
砂糖や塩も摂取のしようによっては害となる。砂糖→糖尿病、塩→高血圧など。化調はそのような深刻な問題を抱えているのか。
回答
私は医師でも化学者でもないので、化調の人体への害というものがあるかどうか、まったくわかりません。
一時「チャイニーズレストラン・シンドローム」という言葉が流行っておりました。化調を投入した中国料理を食べた人が体調不良を起こすというものでした。
現に「頭が痛くなる」、「舌が痺れる」などアレルギー症状を訴える方もいらっしゃいますが、私は幸か不幸か日本酒と同じで頭が痛くなることはありません。(日本酒で頭が痛くなるというのは三倍増醸清酒を飲むからだとの説もあります。これは化調を添加しています)
塩、砂糖、醤油、唐辛子など他の調味料も取りすぎたら体に悪いのは誰でも知っています。化調も同じではないでしょうか。
医学的、科学的な根拠はわかりませんが(害は否定されているという説もあります)、それでもある意味「弊害」はあると思います。
化調に慣れ始めると、体(舌)が更なる添加を要求したくなると思います。店側も客のニーズに応えるため投入量を増やしていくこともあるでしょう。かくして、不自然な味に耐性ができてしまって、ファーストフードにも寛容になってしまう可能性があります。
だからといって化調の存在はなくならないでしょう。化調の使用が認められなくなったら、カップラーメン会社はじめ多くの食品メーカーの存続が危なくなります。味の素社を筆頭にマスコミの大スポンサーである食品会社の存続がかかっていますから、化調が「害」か「無害」かは、永遠に結論が出ないのではないかと私は考えます。
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