古くは東国原知事の担ぎ出し、最近では桝添要一厚生労働大臣の比例転出要請、となんとか下野を避けたい自民党が「純粋無垢な国民」に目眩ましをしかける人気取りサプライズ作戦。
いずれも不発に終わっただけではなく、東国原知事は自分の「欲ボケ」が主因とは言えかなりの「傷物」になってしまいました。もうほとんどマスコミからお呼びがかからないのではないでしょうか。
「急いては事をし損じる」という文言が彼の辞書にはなかったのでしょう。
さて昨日、猪口邦子氏の出馬断念をブログに書いている時、私は自民党にとって形勢逆転の可能性がある「妙案」を思いついたのです。
既に公示日を過ぎてしまっておりますので手遅れではありますが、ここにその「妙案」を披露させて頂きます。
冷徹、無責任、自分勝手、と私が批判する小泉元首相。杉村太蔵氏含めた棚ぼた俄代議士などただの員数合わせでしかなかった小泉チルドレンの面倒までは見ろとはいいませんが、選挙で目玉に使って利用した猪口邦子氏をこうも簡単に見捨ててしまって許されるのでしょうか。
騙されて乗っかった本人の自己責任と言ってしまえばそれまでですが、自分の三男を切り捨てる事とは違った無責任、いい加減さ、その場凌ぎ、冷徹、自分勝手、をこの小泉氏に感じます。
比例を含めて今回の選挙でまったく目玉、サプライズを盛り込めなかった自民党、でも小泉氏の決断次第では大きなサプライズを演出でき、自民党の劣勢を挽回する手はあったのです。
出馬辞退の記者会見が新聞の一面やTVニュースを駆け巡るなど知名度、注目度はまだまだ捨てがたい猪口邦子氏です。
私は公示日の前日、猪口さんから相談を受けた小泉氏が、即座に自分の後継を次男から猪口氏へすげ替える判断をするべきであったと考えるのです。
自分の選挙区であった神奈川11区(候補者は鶴川晃久氏、伊東正子氏、小泉進次郎氏、横粂勝仁氏、岩田吉喜氏)で次男を後継指名した小泉氏。
「単なる親バカ」、「改革は口先だけ」、と最後に実態というか「本性」をさらけ出したのは日本国民にとって良かったことだと思いますが、こと自民党の事を思ったら、何処で何やっていたかわからないプーの次男(シンクタンクに勤めていたことになっているようですけど)に替えて、猪口氏を指名したら拍手喝采、サプライズとなって連日マスコミに取り上げられ、自民党劣勢挽回の大きな原動力になったのではないでしょうか。
「単なる親バカ」、「似非改革者」、「無責任」のレッテルを払拭して晩節を汚すことなく引退、自民党が生き残ることが出来るなら大きな影響力を保全することが出来たでしょう。
不自然に若作りに精を出しているといっても、次男よりははるかに経験と知識がある猪口さんです。猪口さんへの候補者すげ替えサプライズは、自民党だけではなく日本国にとってもまだマシな選択肢であったと私は考えます。
次男はまだ20代、若いんですから裸一貫出直してまともな正業に就いた方が彼の人生だけではなく自民党、いや日本国にとっても良いことだったのではないでしょうか。
友里掲示板
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