辞任発表で不信任案可決を回避するかもとの話を漏れ聞いただけに、希望を込めて発信した昨日の「逆張り予想」。しかし今回だけは本当に友里予想が当たってしまいました。
何の苦労もなかったボンボン育ちだからか、形上は狡猾なズル菅にコロッと騙されてしまった鳩山さん。
復興と原発に一定の目処が立ったら、若い世代に色々な責任を引き継いでいただきたいと考えている(要約)
との代議士会での発言を聞いて、私は鳩山さんのツメの甘さに呆れました。はっきりした時期を言わないだけではなく、
辞めるとも言っていない
ではありませんか。素直にこのスピーチを訳したら、若い人を重要なポスト(閣僚か)に迎え入れると言っているだけ。もう何回言ったかわかりませんが、原発の目処など1年たってもつくはずがないではないか。
案の定、代議士会が終わった直後からフランケン岡田は
覚え書きに辞めると書いていない
みたいなことを言い出し、ズル菅本人もしっかり
放射能がほぼ出なくなるまでもっていくために全力を挙げる
と今後数年の居座りをしゃあしゃあと発表してしまいました。ズル菅、してやたったりと
ニヤリ
とした場面を見た人が生理的嫌悪感を持ったのは想像するに難くない。
震災や原発事故の収束能力がなければないほど、目処の時期は延びて首相に居座り続けられるわけであります。このまま国会を閉じなければ不信任案の再提出は出来ませんから形上も安泰です。
しかしこんなだまし討ちのようなことをして一時的に不信任案を回避しても、より大きな反発を受けると想定しないのか。いや肝心の国民から完全にそっぽを向かれるのは確実であります。
不信任案さえ回避すれば良いと言う得意の
その場しのぎ
スッカラ菅の性格が最悪だと国民だけではなく大マスコミもようやくわかったのではないか。次回の支持率調査が楽しみであります。
と、ここまでは純粋無垢な友里の考え。ここからはいつもの友里的な裏読みであります。
何ヶ月も辞めないと最初から宣言していたら、小沢グループや鳩山さんが反対票を出すはずがありません。いや反対票に転向する
大義名分
がない。
己の人柄を犠牲にしても首相の座を手放さない
という菅さんの執念に脱帽ですが、そこには小沢氏、鳩山氏の思惑も働いたのではないかと思ってしまうのです。
不信任案が可決した後の展望がバラ色だったとは思えない小沢軍団。振り上げた拳の降ろしどころを模索していた小沢氏にとっては、今回ダマされ役を買って出た鳩山さんのおかげで
名誉ある撤退
を演出してなんとか首の皮一枚残したかったのではないか。代議士会での菅発言、誰が聞いても?
直ぐ辞める
とは受け取れない内容であります。
菅?小沢?鳩山3人の出来レース
であったと私は考えるのです。
ズル菅は実(首相続投)をとり、鳩山さんは久々の表舞台登場で自己満足、そして小沢さんは撤退で首の皮一枚残すことが出来たわけですから、万事メデタシであります。
これが真相だったら、踊らされたチルドレンはピエロ以外の何物でもないでしょう。いや除籍→新党覚悟のチルドレン達も、今回の三文芝居に乗せられた形での反対票にホッとしたのではないでしょうか。
一番アテがはずれたのは前原さんや樽床さんではないか。漁夫の利ではないですが、
菅&小沢抜きの大連立で表舞台復活
を目論んでいたようですから、今頃はがっくり肩を落としていることでしょう。
さて昨日、鉄人社から「絶品レストラン」が
校了して印刷所へ回した
との連絡がありました。近々に表紙などのサンプルも見せて貰えそうなので、その節はブログにアップしたいと思います。