うーん、この自称フードコラムニスト、毎年欧州へ行っているとのことですが、十把一絡げ(使用法が違うかもしれませんが雰囲気を感じ取ってください)に食べているだけではないか。
大阪ガスがスポンサーだからか、ガス調理の店を主体に何ら問題提起せずただただ
見事です
相性抜群です
とかヨイショしかしない門上武司さん。今回は自称バスク料理店を褒めまくっております。
http://www.geode.co.jp/column/kadokami/2012/05/01/etxola.html#more
ドノスティア(サン・セバスチャン)の料理もバスク料理の1つとするならば本場を何軒も経験した友里、大阪は本町の「ETXOLA(エチョラ)」のこの料理のどこが
バスク料理
なのか理解出来ないのであります。写真を見る限り、ガスパッチョとリゾットもどきを出す
なんちゃってフレンチ
に近いのではないか。クラシックなバスク料理と限定せず新バスク料理とハードルを低くしたとしても、この店料理のどこがバスク風なのか、友里さっぱりわからないのであります。
店のHPをみると門上さんが食べたものよりバスクに近いイメージの料理も提供しているようですが、それでもちょっと違うのではないか。HPを見る限り、シェフの顔が見えないのも気になるところであります。
こう言ってはまた関西の方に怒られるかもしれませんが、大阪(関西)にスペインの郷土料理を求めること自体が酷ということではないでしょうか。
味わい含めて料理の評価など根本的なことへの言及を避け、ただひたすら「見事です」、「相性抜群です」、「・・・の旨みをすごく感じました」、「素晴らしいです」など何とかの1つ覚えを繰り返す関西飲食業界の重鎮
門上武司さんを野放し
にしている限り、関西のレストランの質向上はないと本当の事を言ったら、また物議を醸すかもしれません。
さてこの暇なGW休み、昼に所用で銀座へ出かけたので久々に昼鮨をしてしまいました。その店はいつでも飛び込みオッケーなので重宝していたのですが、今回はかなり満席に近くなんとか滑り込めたのであります。昼なので女性だけのグループも多かった。
一人客の友里、ビールにツマミを食べながら得意のマンウオッチ(ウーマンウオッチ)。そこで普段感じていたことが確信となったのであります。
やっぱり箸を使える人が少ないではないか
皆さんオコチャマではなくそれなりのお歳(最低でも30歳くらい)でありましたが、7名のうち箸の使い方がまったくなっていない人が半分以上か。残りの人もちょっと見怪しい使い方でありました。
箸をクロスさせる、握るように持つ、など見ていて痛々しい限り。
最近の和食&鮨ブーム、国内外で外人客(国外では正確には外人となりません)を良く見かけるのですが、
箸使いは結構まとも
と感心していただけに、私はなにやら複雑な思いになったのであります。
そういえばJ.C.オカザワの箸使いもまともではなかったはず。TVでは意識的だかアップで撮っておりませんでしたが、小島慶子さんと違って伊集院静さんの箸使いも危うい感じが漂っておりました。
伊集院さんが「女子供は夕方以降寿司屋へくるな」と唱える前に、そして山本益博さんも鮨屋では握りをはやく食べろという前に
箸をまともに使え
と彼らは世を啓蒙するべきと考えます。ちなみに身内が幼児の時、箸使いを覚えさせた矯正箸と同じようなものがまだアマゾンにありました。
ラジオなら未だ良いですが、TVで偉そうに食を語るフードライターやタレント、そして自称文化人で箸使いに自信のない人は、この矯正箸つかった特訓をしてからTV出演していただきたいものです。
読者から質問や指摘がありましたので追記します。
まずはそのバスク料理とはどんなものなのかとのご質問。ネットで写真はないものかと調べましたら、以下の2つがわかりやすいかなと。
まずは色々なバスク料理を列記したブログ。
http://wwkawa.com/food/new_food_spain02.html
パリで人気?というバスク料理店もありました。新バスク料理のカテゴリーでしょう。
http://blog.livedoor.jp/blacchus/archives/51430004.html
そしてご指摘。門上さんがバスク料理店と紹介したETXOLA(エチョラ)のHPでは、2月にフラメンコライヴショーをしているようだが、フラメンコはアンダルシア地方(スペイン南部)の伝統芸ではないか。スペインとフランスの国境線のバスクとはまったく違うではないか、というご指摘であります。
確かに友里、セビリア(アンダルシア州の州都)へ行ったとき、本場だからとコンシェルジュにすすめられてライヴを見に行きましたっけ。
このバスク料理店でフラメンコ、別に例えれば
祇園の京料理店で「琉球舞踊」や「阿波踊り」
をやるのと同じく違和感があると友里は考えます。