TPP交渉、いや単なる日本のTPPヒヤリングが昨日から始まりました。昨日のブログでも書きましたが、TVに出てくる日本の代表団の面構え(発言も)を見て
彼らに任せておけば大丈夫と思った国民は皆無
ではないか。本職は外交官なのでしょうが、前日銀総裁と同じく
まったく緊張感のない面構え
順調な人生でいままでシビアな交渉なんてしたことがない人たちなんでしょうね。
「24」や「プリズンブレイク」、「グッドワイフ」などを見る限り己の利益のためなら何でもありのアメリカに
こんな弾では戦えるはずがない
と友里は考えます。
TPPの交渉内容は参加国の国民に対しても極秘であります。交渉内容が今までサッパリわからなかったのは、アメリカ始めカナダなど参加国の国民にも開示していないから。
ということは
鶴岡公二首席交渉官がアメリカに譲りまくって交渉に負けても、日本国民はその結果がわからない
のであります。数年後、やっと国民が気付いた時には
時既に遅し
これがアメリカに魂を売り渡した政治屋、役人、大マスコミ、そして財界の雇われシャチョーたちの狙いであります。
関電の火力発電所がクラゲの被害で出力低下など電力確保が厳しい状況になっているとの報道がいくつもでています。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130531/bsc1305310800010-n1.htm
あたかもクラゲの大量発生で火力発電所がピンチのような報道でありますが本当でしょうか。この報道ラッシュをみて
火力がピンチだから原発再稼働もやむを得ない
との世論誘導に感じるのは友里だけでしょうか。
「原発を語れる日本唯一のグルメライター」を自負する友里に言わせていただくと
クラゲの脅威は原発も同じだぜ!
大マスコミはアフォなのか、それとも知っていながら偏向した情報を流しているのかわかりませんが、火力発電所や原発の基本システムを知っている人ならこの報道が
片手落ち(語源は「片+手落ち」なのでタブー用語ではないと判断)
であるとすぐさまわかるでしょう。それはなぜか。
原発と火力はどこが大きく違うかおわかりでしょうか。
電気を発生させるのは発電機。その発電機は蒸気タービンにダイレクトに直結しています。
ここまでは火力の原発も同じなんですね。簡単に違いを述べますと
その蒸気をボイラー(火力)で発生させるか原子炉(原発)で発生させるかだけ
システム的には、原発も火力も蒸気タービン部分の構造は同じ。
タービンを廻した蒸気はタービンをでた後、冷やされて水に戻ってまたボイラーや原子炉に戻されるのですが、水に戻すために冷却水が必要なんです。
この冷却には大量の冷源が必要でして、それを海水に頼っているわけです。日本の火力や原発がすべて海辺にある理由がおわかりいただけたと思います。
ですから、原発の蒸気の冷却も海水を使用していますから、立派に取水口を完備しているんですね。クラゲが発生するリスクは同じなのです。
クラゲが取水口に詰まって海水の取水が激減するため蒸気を冷やす能力が落ちる→よって出力低下をせざるを得ない、という現象は
原発でも起こりえること
なのであります。
ただし今回のクラゲ騒動は相生発電所など瀬戸内海や大阪湾に面した火力についてのようです。
関電の原発はなぜかこのような関西中心部を避けて日本海側に設置されています。(理由はおわかりいただけますね。東電が東京湾を埋め立てて原発を造らないのと同じ理由です)
日本海でのクラゲの発生率が低いという可能性もあるでしょうが、それなら火力を日本海側へ持っていけば良いということ。
火力も原発もクラゲの脅威は変わらない
これが本日のブログの結論であります。
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