先週「食べログ」などで高評価の天麩羅屋「美かさ」(宮崎台)へ行ってきました。
17:30と19:30の一斉スタートでの2回転営業と超強気のお店。以前、週刊文春のオジサン評価人が絶賛していたので気にしていたのですが、やっと行くことができました。
果たしてそれほど素晴らしい天麩羅だったか、単なる立地の妙での過大評価店だったかは、来月の日刊ゲンダイや「店評価ブログ」などをお待ち下さい。
本日はその「美かさ」で偶然遭遇した有名人たちのマナーへの問題提起です。料理や店とは直接関係ないので、この友里ブログで取り上げることにしました。
その有名人とは浅利慶太氏であります。「劇団四季」の代表者だけではなく、核三原則問題でヘタレとわかってしまった中曽根大勲位や傲岸不遜の石原慎太郎都知事など政治屋にへばりついて「政商」とも揶揄されている人。知りませんでしたが、慶應義塾の「評議員」にまでなっているようです。
その浅利慶太氏、「美かさ」の常連のようで奥さん(野村玲子氏)と若い俳優(劇団員かはわかりません)を引き連れて入店してきました。
お酒を飲んでいますし若手を叱咤激励?しているので、多少の声高は仕方ないのですが、肝心の天麩羅を食べるマナーがなっていない。
子供でも天麩羅は揚げ立てが美味しいと知っているはずですが、奥さんを除いてこのお二人、天麩羅に手をつけようとしないのです。
「次郎」のように、出したら直ぐ食べろとまでは言いませんが、目の前の皿に天麩羅が山積みになっているんですね。
さすがに浅利氏は30分遅れくらいで少しずつ食べておりましたが、この若手俳優、浅利センセイに媚びうることだけに熱中していたからか、1?2品食べただけで1時間前に揚げた天麩羅含めて19時過ぎだというのにほとんどの天麩羅を食べ残しているのです。
私は先に店をでましたので、彼が最終的には1時間以上前に揚げた天麩羅含めてすべてを食べたか、そのまま食べ残したかは確認出来ませんでしたが、他の客は全員タイムリーに食べきっていましたから(当たり前ですけど)、異様な光景だったのです。
せっかく美味しい?といわれている有名天麩羅屋に来ているのですから、猫舌だとしても数分以内に食べるのがマナーと言いますか、食材や店に対する礼儀であると思うのは、友里だけではないでしょう。
演劇論だか何だかしりませんが、そんなことを教える前に、一般常識やマナーを教えるのが先ではないか、浅利慶太さん。
浅利氏もなかなか天麩羅を食べませんでしたから、このような常識やマナーを持ち合わせていないのかもしれませんが、その常連の行為を黙って見逃している主人を見るにつけ、やはりたいした店ではなかったと確認した次第です。
浅利さん、私学の評議員だけではなく、政府の教育再生会議委員にも就任していたのですから驚きです。
偉くなって、有名になって、誰も注意してくれなくなり、お山の大将になってしまうのは、盟友の石原慎太郎氏と同じ構図か。山積みの天麩羅を見てしまうと、「つな八」に来たのかと錯覚してしまいます。
浅利慶太氏や若手俳優の舌は、「美かさ」と「つな八」の天麩羅の差がわからないのか。いや、実は大差ないことがわかっている素晴らしい舌なのかもしれません。
最後にその道にお詳しい方へ質問です。
天候不順なのか、「美かさ」では穴子がこのところほとんどあがっていないといわれて出ませんでした。コース天麩羅で穴子がない!
主人は常連に「寿司屋で穴子ありました?」と如何にも穴子不足のように言っていましたが、本当に穴子が市場から姿を消していたのでしょうか。
翌日昼、確認のために都内の有名天麩羅屋へ行きましたが、東京湾の穴子が沢山ありました。
私には「美かさ」の主人の言葉、天候不順で穴子の卸値が上がったので仕入れなかっただけの言い訳に思えるのですが、市場に詳しい方がいらっしゃいましたら、先週の穴子の入荷状況を掲示板にでもご教授いただければ幸いです。