来期ソフトバンクに入団する松坂大輔が帰国したようです。
この記事で友里が注目したのは
体重を西武時代の04年当時の85キロまで落とすことを決意
という部分。
友里ブログで再三述べてきましたようにボールの威力(球威)は
速度と角速度の二乗に比例(早い話が球速と回転数)
これは物理のお約束であります。
よって、巷の頭筋肉指導者が唱えている
ボールに体重を乗せろ
なんてことがあり得るはずはないのです。
球速がアップするため筋肉の増量が必要なら多少の体重アップは球威の向上に貢献しますが、体つきが変わるほどの筋肉増(松坂の場合は脂肪増が主体)は
まったくの不要
であると考えます。
またこの記事を書いたライターはまったくの検証不足。
パワー重視だったメジャー流ボディーから日本流に肉体改造し・・・
とありますが、
パワー重視でなぜ体重増が必要なのか
を理論的に疑問に思っていないだけではなく、
日本流だとなぜ体重が必要なくなるのか、減量しなければならないのか
が書かれておりません。
松坂やこのライターは
アメリカでは球威で押し切れるけど、日本で通用するには、球のキレとコントロールが必要
と考えているのではないか。
でもそれは大きな勘違いでありまして、ダルビッシュやマー君、そして岩隈などメジャーで通用している日本人投手は皆
球のキレと低めのコントロール
が武器なんですね。
よって日本に来て(アメリカに捨てられて)からのダイエットなんて
今さらジローだぜ
との掲題になったわけです。
長い間脂肪の鎧を着続けたわけですから、半年やそこらの脂肪脱ぎ捨てで体のキレが簡単に戻るとは思えません。
松坂の200勝達成は限りなく遠い
と友里は予想させていただきます。