混ぜ山葵と本山葵を使い分ける寿司屋

法的整理だ、ANAへ国際線を譲渡だ、と情報が二転三転していたJAL。いままで積み上げてきたマイルやステイタスもパーになると覚悟を決めていた矢先、なんとデルタ航空と提携するというニュースが昨晩出てきました。
アメリカン航空とデルタ航空の違いがよくわからないので(あまりアメリカへ行かないので)、JAL利用客にとってこの提携変更のメリット・デメリットが良くわかりませんが、一利用者としてはすこし希望が見えてきました。?

しかし知人が言っていた話なんですが、「俺がANAの社長だったら、JALのヘビーユーザーを対象に、ステイタスとマイルをそのまま保証してANAへ受け入れると発表して囲い込む」と言うのです。
なるほど、私のJAL存続希望も実は単なる自己都合。税金でも何でも投入して存続してもらいたいなどと勝手な考えを持っているのは、今までのステイタスとマイルをご破算にしたくないだけ。これさえ保証してくれるなら、JALだろうがANAだろうが関係ないというのが正直なJAL常連客の本音ではないでしょうか。
でもこれをやると、本当にヘビーユーザーがANAに乗り換えてしまうでしょうから、JALは存続が更に難しくなるでしょう。
日本企業としてそこまで出来ないのか、法的に無理なのかしりませんが、これをしてもらえば、JAL法的整理(会社更生法)に反対する人がかなり減ると思いますので、日本にとっては最善ではないかと考えます。

さて年末からの北海道旅行であらためて疑問に思ったのが寿司屋の山葵であります。
銀座や西麻布の高額鮨屋で「混ぜ山葵」を使用する店はないですが、銀座でも昼にお決まりを1000円台で出している寿司屋では、混ぜ山葵を使用している店はあります。
私はJ.C.オカザワと違って、数千円の寿司では養殖もののタネなので混ぜ山葵で構わないと思っているのですが、1万円前後の客単価の店で本山葵を使わないのはいかがなものか。

今回、あるホテル(ニセコ)のカウンターに座ったのですが、1万円以上のコースを頼んだのにツマミ、握りの両方が混ぜ山葵でありました。「山わさび」は本物でしたけど。
この店は本山葵を仕入れていないのかと思っていたら、後から来た常連のツマミに本山葵を出してきておろしていたので驚いたのです。この立地でこの価格帯の寿司屋にちょくちょく通う客は確かに神様みたいなんでしょうが、ここまで露骨に差別して良いのでしょうか。隣の家族は、毛蟹、ツブ貝、牡蠣など特別なタネを頼んで売り上げに一番貢献していましたが、混ぜ山葵を使われていました。

面白いのは札幌で超有名な寿司屋の支店。お任せだったから本山葵なんだと安心してツマミを食べていたのですが、握りになったらお任せでも大量にストックされた「混ぜ山葵」を使用し始めたのです。
この使い分け、理解できません。
北海道では本山葵はそんなに高額なのでしょうか。
統一感のない寿司屋でありましたが、本店の半額以下の割に内容は半分以上でありまして、本店よりCPは良かったです。