校正や校閲をしているのか、「マスヒロの東京番付」

出張の合間「東京番付」を読み始めたところ、かなり幼稚な言葉遣いの間違いや、データミスを発見してしまいました。最初の数10ページで何点も出てきていますので、まともな校正、校閲をやっているとは思えません。
気づいた点を列挙してみます。
1、「的を得た丁寧なサービス」
14ページの「トロワグロ」(横綱)のところです。良く間違える表記の代表選手として有名なものですが、編集者や校閲が「的を射る」となぜ訂正しなかったのか。
初歩中の初歩のチェック事項だとおもうのですが、不思議です。文章自体は審議委員の方が書いたようですが、マスヒロさん、編集、校閲とノーチェックで印刷されてしまったようです。
2、「龍吟」(横綱)のコースが1万5759円? 20ページ
今年9月現在のデータと言っていますが、コースが2万円、2万5000円の2種になったのはもっと前のはず。初夏に再訪したときはすでに2コースだけになっておりました。
データの確認不足でしょうか。
3、「菊乃井 本店」は円山公園にある 26ページ
おいおい、どこ行っているんだ。円山公園にある和食は「未在」であって、「菊乃井 本店」はどこにあるかというと高台寺と言うべきでしょう。
すくなくとも「円山公園」にはありません。
これは致命的な間違いですね。審議委員、編集、校閲、そしてマスヒロさん自体、京都にお詳しくないのでしょう。
勿論本店へも行っていないと推測します。
横綱にランクされた店のシェフ、内装、料理のカラー写真の発色の悪さ、店の簡単な紹介しかしない文章、とミシュラン2008年版とレベルが同じなのも不思議です。
後出しなのですから、もうちょっとひねった文にすべきではないでしょうか。
手間暇かけず、マスヒロさんの取材費も節約した、急ごしらえの「やっつけ仕事」に見えてしまいます。
文章自体に面白みがまったくないので、最初の方で読むのを一時停止しております。