ミッドタウンにある「ひらまつグループ」のパスタ店が昨年末で閉店したことは先日のブログで書きました。ここ数年、イケイケで多店舗展開をしていた上場会社が廉価な小さな店をクローズしたということは意外でありました。
他の多数の店の売り上げや利益でカバー出来るとも思うのですが、イメージを大事にする上場会社のこの撤退。推測ですが、相当な損失を重ねていたのか、もしくは他の多くの店の運営も厳しくカバーできなくなったということでしょうか。
そこで確認の意味でこの3連休中にミッドタウンを訪問したのですが、活気がなくなっているのを感じました。15時頃でも「とらや」に行列が出来ていなかった。
ついでに高額店が集まっているガーデンテラスをB1から4階までチェックしたところ、もう1店クローズした店を発見したのです。
「暗闇坂 宮下」がプロデュースした「可不可」の店内が暗いのです。入り口の張り紙には「しばらく休業」の文字がありました。この手の張り紙は飲食店では「閉店」を意味します。中にいたスタッフに確認したら、やはり閉店ということでした。
活気があったミッドタウンオープン時でも行列がなくすぐ入店できた「可不可」。雑誌では料理を全面に出さず、内装などをウリにして宣伝してもらっていましたが、やはり食べ物屋は料理があってなんぼのもの。料理人の顔が見えない(見せない)食べ物屋は厳しいとブログで書きましたが予想は当たったようです。
この「可不可」以外にも、オープン直後の訪問で厳しいと予想した「リョウリ ゲンテン」や「ラ・ソース 古賀」もとっくに閉店しています。
オープン前の段階で友里にちょっとでも相談すれば、このようなリスクをいくらか回避できると思うのですが、そんな経営者はいないでしょうね。