5時過ぎだったでしょうか、朝の情報番組ではじめて
東京スクエアガーデンが本日オープン
するということを知りました。
再開発ビル(古くはアークヒルズから六本木&表参道ヒルズ、交詢ビルなど)に甘い言葉で誘い込まれて泣いた料理人や経営者を数多く見ている友里
どうせ半年後には閑古鳥一色
と推測。まったく興味がなかったのですが、TVで大きく紹介されていた3店の宣伝キャッチを聞いて脊髄反射してしまった。
しかし昔友里と一悶着あった
松橋ひらくシェフの「COLLE BERETO(コッレ・ベレート)」
が紹介されなかったのは残念。
フィレンツェのワイナリーが経営する店の出店ですからトスカーナ料理だと思うのですが、松橋ひらくシェフがやっていた「フェアドマ」(既に閉店済み)は確か
ジェノヴァ料理
をウリにしていたはず。その後に出した「コルヴィエラ」(やはり閉店)は
コルシカ&リヴィエラ料理
なぜジェノヴァからコルシカとリヴィエラの料理に変更したのかわかりませんが、今度は
トスカーナ料理シェフに変身
するのではないか。
松橋ひらくシェフ、古くは怪人二十面相、最近では怪盗キッド(名探偵コナン)並の
変身(変装)の名人
なのかもしれません。
さてそれでは脊髄反射の3店です。
京橋 婆娑羅 (ばさら)
全国の食通が通う名店中の名店「青柳」の関連店と紹介されておりましたが、友里
ある会社の援助でかろうじて成り立っている店が名店なのか
通っているという食通の名前を挙げられるのか
と憤慨してしまった。
TVではちょっとダイエットしたように見える小山裕久さん自ら
トマトすき焼き会席(6500円)
をPRしておりました。
京橋は勤め人が多いですから、値付けも良いのでこの手の宴会料理は意外にウケるかもしれません。
LE LOSIER BISTRO DE L’OIE(レ・ロジェ・ビストロ・ド・ロア)
フランス史上初の女性M.O.F シェフ、アンドレ・ロジェ氏が提案するフレンチビストロとの触れ込みですが
フレンチではないビストロが存在するのか
地方(日本)では洋食でビストロを名乗る店がありそうですけど。
問題なのはこのフレンチビストロが
MOF女性シェフは名前貸し
ではないかということ。
http://www.lesrosiers-eguzkilore.com/ja/blog/000076.html
どうやら銀座三越新館にある「レ ロジェ エギュスキロール」と同じ経営のようでして、この三越店は
東京在住のフランス人の会社が経営している
と漏れ聞いたからであります。
Grahm’s Cafe(グラムズ・カフェ)
友里が驚いたのが以下のウリキャッチ。
わずか28歳で大統領就任晩餐会の総料理長を務めた山本秀正シェフの店(要約)
この山本シェフのウリは更に続きます。
リッツカールトン ワシントンD.C.の総料理長に就任。
28歳にして第40代米国大統領ロナルド•レーガン大統領就任晩餐会を取り仕切る。以降 ブッシュ氏、クリントン氏と、歴代3大統領の就任晩餐会総料理長を歴任。
数年前、仕事でワシントンを初訪問した友里、このリッツ・カールトンに宿泊した記憶があります。確かに立派なボウルルームを擁しておりましたが、レストランは
アメリカンが1店
ではなかったか。あとはバーくらいしかなかった。そこで総料理長と言われてもピンとこない。どう良く解釈しても
普通の料理長
ではないでしょうか。
この自称総料理長が「グラムズ・カフェ」で提供するというウリの料理がなんと
ミートパイ
と紹介されていましたから友里は二度ビックリ。
アメリカの大統領就任晩餐会のメイン料理はミートパイだった
とはじめて知ったからであります。
再開発ビルでなんとか稼働しているのは新丸ビルくらいではないか。その理由は
東京という大ターミナル駅に近く廉価な店が多い
から。それでも恵比寿から間違って移転した和食など、客単価を落として(半減に近いのではないか)必死に生き残りを図っている現状。
この東京スクエアガーデンは京橋が最寄り駅でして、ターミナル駅とはかなりの距離があります。勤め人のランチに活路を見いだす廉価店以外は早晩
交詢ビル化
すると友里は予想します。