昨日のブログ、スイスの2つ星レストラン(実は星があると知らなかった)の訪問記でありましたが、料理説明で間違った表記をしていると掲示板でご指摘をうけました。
英文のメニューから「牛」、「鴨フォアグラ」、「トルネード」の3つの単語の記憶があったので勝手に組み立てて
牛と鴨フォアグラのトルネード
としたのですが、なんと「トルネード」とは古典料理でいうところの
トゥルヌド・ロッシーニの「トゥルヌド」のこと
つまりフィレの一部位
であったようです。友里としましては「トルネード」というと
野茂の投球フォームの呼称
くらいしか思い浮かばなかったので、件の創作料理(牛とフォアグラの棒状重ね合わせ)を女性シェフは「トルネード」と名付けたのかと思っておりました。
さて本日は読者(出版関係者)からの情報であります。和食の関係者から聞き出したという以下のビックリ情報であります。
東京の店で出される鮎、ミシュラン星付きなど高額店でもほとんどは
純粋な天然ものではない
とのこと。
友里の経験から言わせていただきますと
東京の高額店で「養殖物」だと言われた記憶がない
つまりみな「天然もの」と思わせる提供ばかりでありましたから、この情報による衝撃は半端なものではありませんでした。
そういえばとある高額和食店の主人から以下のようなことを聞いた記憶がよみがえってきたのです。
焼鮎の背ビレが綺麗に立っているのは天然物ではない
ヒレが立っていると言うことは直前まで生きていたと言うこと
天然鮎は繊細で、物流に配慮しても生きたままだと普通半分は死んでしまう
よって店の経営上、そんな歩留まりの悪い仕入れは出来ないはずだ
東京の天然鮎は現地で〆たものでなければあり得ない
この店の鮎は他の高額店の鮎とは違う風味(味わいがある)であると感じていただけに、なるほどと思った次第であります。
この時期まだ鮎が出てくるかもしれませんので、高額和食店へ行かれたならば
焼鮎の背ビレはどうなっているか
生きたままなのか、現地で〆て仕入れているのか
じっくり観察されることをオススメします。
また飲食店関係者でこの件につきまして、ぜひコメントをいただきたいと思います。