世には過食のオコチャマ以外にも「バランス感覚」のない方がいらっしゃるようです。
昨日のブログで2つの問題点を指摘しました。
http://www.tomosato.net/blog/2009/04/post_717.html
1、料理人との関係を考え直せ
2、応援したいなら個人で出資しろ
に対して、1は「ちょっと気をつけた方が良いといったレベル」、2は「まったく問題ない」といった指摘が友里掲示板に書き込まれました。
http://tomosato.net/test/read.cgi/bbs/1238144683/293
互いに貸し借りがある関係でも、神のごとくもしかしたら第三者的に評価できる人がいるかもしれません。しかし、世には「李下に冠を正さず」という言葉があるのです。
賄賂をもらっても便宜供与しなければ問題ないではないか、というと政治屋の「職務権限の有無」という贈収賄の「抜け道」と同じになります。
私は店をランク付けしているライターの「矜恃」(大げさ?)を問題にしているのです。
来年度版「東京最高のレストラン」で、しっかり「私はオープンの際、出資の募集をしました」としっかり書いてから、高得点をつけるならまだ理解できるのですが、そんな注釈、ぴあ社が認めないでしょう。
しかし、オープンが数週間後に迫ってきてからの資金不足の発覚。非常に見通しの甘い独立料理人だと思います。
多分用意した資金から、敷金、内装費、什器備品代などを支払ってしまって、オープン後の家賃や運転資金が底をついてしまったのだと思います。5月分の前家賃がショートしたのかもしれません。
一口5万円の小口募集ですから、募集金額は100万円以下、多くて数百万円と推測します。仮に500万円集めようとすると、タダ券を300枚、そして100人に10%割引とかなりの負担になってしまうからであります。この小さなキャパではこの優遇は無理でしょう。
掲示板への同業者の方の書き込みと同じく、私もこのような「計画性のない」、「脇の甘い」料理人の造る料理を食べてみたくなりました。
2番目の指摘ですが、これは来栖氏への皮肉であります。彼は6000軒だか9000軒だかの外食経験の資金源を明らかにしない手法をとっていますから、傍目には「資産家」か「高額所得者」と思っている人も多いでしょう。本当に行っていればの話ですけど。
信憑性は?ですが、株で儲けたお金で食べ歩いているといった噂も聞いたことがあります。
毎日業界人と「あり得ないほど美味しい」、「奇跡的に美味しい」という料理を食べ続けられる身分なら、百万円単位の出資(貸し出しでも)なんて簡単ではないか、純粋無垢な信奉者にチマチマ借りを作って募集しないで自分のポケットマネーから出資すれば早いではないか、と言いたかったわけです。
個人で出せなくとも、そのくらいの出資をしてくれる人脈を持っていなかったのか。仲が良さそうな業界人、放送作家は助けてくれなかったのか、といった皮肉でもあります。
年末発売の「東京最高のレストラン」に「元赤坂 ながずみ」が載るかどうか、注目しているのは友里だけではないでしょう。
友里掲示板
http://tomosato.net/bbs/