年が明けて2日連続でブログを更新したまでは良かったのですが、その後1週間以上更新を怠っておりました。
弁解になりますが、新年の挨拶回りや逼迫した問題の打合せなどで朝の余裕がなかったからであります。
さて本日はフグについて。もちろん客単価数千円ではなく、数万円の店で出るフグに関してです。
最近、数年ぶりに再会した食べ仲間と「福治」へ行きまして、フグ談義をしたばかりなもので・・・
まずは天然と養殖は誰でも見分けられるのか。
昔、関西の食通から教わった見分け方は
毛細血管の色のチェック
格好が良くないですし友里のように老眼が進んだ人には難しいでしょうが、引かれた刺身を1枚手にとって毛細血管をチェックすれば養殖か天然かがわかるというのです。
毛細血管が赤ければ天然、黒ければ養殖
だとか。
友里は養殖の店には行かないので果たして養殖フグの毛細血管がすべて黒いのか知りませんが、天然を謳う店でも赤に混じって黒っぽい毛細血管もあるかなと。
よって、この識別方法が最善であるかはわかりません。
お次のお題は、美味しいフグの大きさに関して。
関西と関東では、フグに求める重量がまったく異なるんですね。
つまり関西は
大きければ大きいほど、よって5キロを超えるものが最良
と言っているようですが、関東(東京)では
2~3キロ程度が大きさとしては最良
だとか。
鯛にも言えますが(いやどんな食材でも)
デカすぎて良いものはない
と考えますので、友里も関東判断に一票であります。
その食べ仲間も言っておりましたが、関西では有名な甲子園口の高額店などに関し
どこが美味しいのかさっぱりわからない
友里が考えるに、関西の客はフグに対して、刺身ではなく焼いた皮、特に遠江(とおとうみ)に重きを置くのではないかなと。
遠江とはシャレでして、
三河(身皮)の近くにあるから
身と皮の近くにあるのでそのようなネーミングになったとか。
福治だけではなく東京の有名フグ店では「焼きフグ」がメニューに載っていることはまずない。皮を焼いてしまいますと、香りというか臭いがキツいですからね。ところが関西では
分厚い遠江焼き
を食べてキャアキャア言っているのが現状のようです。
そしてこの「遠江」はそれなりに大きなフグでなければ部位を大きくとれないので
関西では巨大フグを好む
のだとの結論に達したのであります。