本当にアメリカは変わりそうだ

ヘソ曲がりでそう簡単には人の言うことを信じないと思われている友里ですが、オバマ氏の大統領就任演説は期待もあるからか珍しく素直に受け取りました。
単なるスピーチ上手、口だけじゃないか、といった意見もあるようですが、日本のアホな国会議員たちの中でこのような真摯な考えを述べることが出来る人がいるのか。国民に希望や夢を持たせる人がいないのが残念です。
今朝のニュースでは、早速ロビイストからの贈り物を禁止する法令?にサインをしておりました。今後もクリーンさを保つことを期待します。
ブッシュは嫌いだが小泉と自民党が大好きな「さとなお」氏もオバマのスピーチを絶賛していました。ブッシュと小泉、根本的な「人間性」に大差はないと思うのですが、小泉元首相信奉者も感動するほど名スピーチだったと言うことでしょうか。
トヨタが「拡大路線」(グローバルマスタープラン)を破棄し、「現場重視」、「地域・顧客重視」の「マーケットビジョン」に転向すると朝日新聞にありました。
短期的な利益を望まず、不況下でも黒字を出せる体質に転換。飲食店に限らずどんな企業でも「短絡的に利益追求に奔りすぎる」ことは結果的には良くないことがトヨタもようやくわかったようです。アメリカ、トヨタ、一人勝ちを狙う「己中心主義」の無意味さがこの「金融危機」で明らかになりましたが、遅きに逸した感もあります。
儲けに奔りすぎると良くないのは国や企業だけではありません。料理評論家やフードライター、まともなジャーナリズムを発揮すると食べてはいけない商売であると考えますが、国会議員含めて己の利益ばかり考える人がほとんどなのが残念であります。何代も世襲を続けて家業や生業のタネにしている国会議員が多いのが日本の悲劇でありましょう。