「友里ブログを語るスレ」が加熱しています。と言いましても、紛糾しているのではなく、「穴子」や「客前での直前捌き」、そして「活け締め」に関しての情報交換です。
これも昨日コメント欄を閉鎖されてしまいましたが、「食べログ」の有名レビュアーだったfigeacさんの友里批判ブログに私が反応したのがキッカケでありました。
人は誰でも好きな店を批判されたくないもの。ケチつけられると自分の人格を批判されたような錯覚に陥ることもあると聞きました。思い入れを強くもつ人が世に多いということでしょうが、私など、オススメや高評価している店、例えば「京味」、「クチーナ・ヒラタ」、「トルナヴェント」、「四川一貫」、「御料理はやし」などに関して批判の意見を言われても?
そういう見方の人もいるんだな。
とか
自分の気付かないそのような面もあったのか?
と真摯に受け止めるのですが、盲目的な信者は過激に反応してしまうようです。
「奇跡の海老」とか「別世界の天麩羅」と宮崎台の街場天麩羅をここまで賞賛してしまう姿勢にちょっと怖さを感じましたが、日頃から冷静に「美かさ」の天麩羅を食べていらしたのか。
もちろん嗜好の違いはあるだろうが、天麩羅を食べ慣れ、理解のある人間なら当店(注:美かさ)の凄さが分かるだろう。
ただ、未だに「楽亭」や「みかわ」「よこ田」を「信じている」ような客層には・・・・
まぁそれはそれで結構なのだが。
確かにピークを過ぎた「楽亭」、過大評価の焦げ天麩羅「みかわ」、そしてあれこれ指示がうるさい「よこ田」と、嗜好(好き嫌い)は千差万別。でもこれらの有名店より「美かさ」のどこが傑出しているのか、これらの有名店のどこが「美かさ」より劣っているのかの具体的な記述がありません。
海老に関しても私は「奇跡」とはまったく感じませんでしたし、この時期週に3回以上も江戸前の穴子を仕入れられない(仕入れられない仲卸と付き合っているのかもしれません)主人の仕入れるタネが素晴らしいと思う人がいるのでしょうか。
まずは盲目的に信じきる前に、有名口コミサイトの有名レビュアーなら、「検証精神」を少しでも発揮していただきたかった。
現在「友里ブログを語るスレ」で色々な情報が提供され、少しずつ穴子に関する疑問が解けてきていますが、いくつかの問題点がまだはっきりしておりません。
1、築地の仲卸から仕入れる場合、穴子はその場で活け締めしてもらうのか。それとも締めずに持ち帰る有名店があるのか
2、そもそも「美かさ」の直前捌きの穴子、「活け」のままなのか。築地で活け締めしているものではないのか。
3、活けの穴子の直前捌き、活け締めしていた穴子の直前捌き、活けの穴子の事前の捌き置き、活け締めしていた穴子の事前捌き置き、捌いた穴子をそのまま仕入れてくる、と天麩羅店の穴子にはこの5パターンがあるはず。穴子に限らず食材には「質」という大事な要素があると思いますが、それと無関係に「客前での直前捌き」が穴子天麩羅にとって最善の手法なのか。
4、「楽亭」、「みかさ」、「よこ田」など都内有名店は、客前で穴子の直前捌きをせず事前に捌き置いているが、その理由は何か。直前捌きと食後感は大差なしと考えてのことか。
5、「美かさ」の主人の腕は、本当に都内有名天麩羅店主人より上なのか。「美かさ」の扱うタネの質は、本当に都内有名天麩羅店より上なのか。
[5]に関する真相は、「美かさ」の主人自身が一番ご存じではないかと友里は考えます。
ここはぜひ、同業者や飲食関係者、そして築地関係者の方々からのご意見を伺いたい。
さて3店です。
宮葉
病気療養中だった主人が4月から復帰したと聞きまして訪問。夜の早い時間帯だけとのことでしたが、常連客もかけつけて元気につけ場に立っておりました。
酢飯は2番手が担当しているそうで復帰前後と物理的には変わるはずがないのですが、先入観からは主人の握る酢飯の方が美味しく感じました。
徳島の和食店(青柳系ではありません)
再訪する可能性があるので、例外的ではありますが敢えて店名を書いておりません。しかし、読者の方ならすぐピンと来ることでしょう。でも聞かれれば、具体的に答えます。
1回だけの訪問ですが「立地の妙」で過大評価(評価している人は限られています)の田舎料理店でありました。
コート・ドール
オススメ本の確認で訪問。しかし何回行っても、相性が良くないのかそれほど美味しいとは感じません。
ワインも高くなく、料理も悪くなく、ポーションも小さくない。勿論サービスも悪くはない。減点が少ないフレンチなのですが、私にはドーンと来るものを感じないのです。言われているほど「塩」が薄いとも感じないのですけど。
斎須さんがお酒を飲まないシェフだという先入観だけの問題なのでしょうか。