東電が工程表を出してきました。放射線量を着実に減らすステップ1に3ヶ月、その後大幅に放射線量を抑えられるようになるステップ2に6?9ヶ月かかると想定しております。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110417-OYT1T00546.htm
その後数年で燃料棒を取り出せる状態にもっていきたいようですが、ここで注目するべき点はこれら工程表、あくまで
目標
と言っていることであります。人間の心理を考えればすぐわかることですが、今の東電がシビアな判断で(つまり余裕を持って)工程表を作成したとは思えません。
良いところ取り(すべて順調にいったと考えて)してなるべく短期間で終わる工程表を発表したい
と思うことは致し方ない。特に袋叩きの今の東電としては、色々とネガティヴな要素を考慮して作成すると世間や避難住民から
努力が足りない
無策だ
と非難されるからであります。
子供のイタズラと同じで、バレるまで黙っていようではないですが、とりあえずこの希望的工程表を発表して世間をガス抜きをし、出来なければ(多分そうなると予想)またまた
想定外でした
という切り札を出してくると私は考えるのです。
昨日のネット配信では、1号機原子炉建屋の扉のガラス越しでも
毎時270ミリシーベルト
の測定値だったとか。このガラス越しの位置でも数十分しかいられない高濃度放射線量であります。これでは原子炉建屋内、特に格納容器や圧力容器近くはどれほど放射線量が高いのか想像もつきません。より深刻な状態と言われる2号機や3号機は更に厳しい環境ではないかと思います。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110417-OYT1T00591.htm
外部冷却装置を原子炉に直接繋ぐ、原子炉建屋をテントで覆う、なんて大量被爆を覚悟しなければそう簡単に出来るとは思えません。
友里は当初からすくなくとも数年単位は必要だと言っておりましたが、避難住民の方たちがその数年で戻ってこられるかどうか、非常に微妙であると考えます。
さて昨日、店訪問のメモをPCでまとめながら斎藤佑樹選手の怪投、もとい快投を見てしまいました。
結果はご存じの通り4失点ながら初登板初勝利。いずれの失点もエラー絡みでありましたので自責点は1であります。
TV画面の右下には、ボール、ストライクなどの表示と共に、投球の都度球速と球種が表示されます。
一応ストレート、スライダー、ツーシーム、フォークと投げわけていたようですが、私にはほとんどの投球がホームベース近くでお辞儀する
ナチュラルシンカーかチェンジアップ
に見えてしまいした。物理的にはあり得ない「球が浮き上がる」ではないですが、プロの投手のストレートなどはそれなりに伸びを感じるもの。落差が少なく如何にも「伸びた」ように感じるのであります。
ところが斎藤佑樹選手の棒球、もとい気合いの入った直球(いやすべての投球)はすべて
想定外に伸びがない
ため、打者はボールの頭を叩いてボテボテのゴロになってしまうのでしょう。
人間にはどうしても経験から習得した勘というものがあります。特にかわすより球威で押してくる好投手が多いパリーグでは、斉藤選手の投球は
まったく毛色の違う球
で面食らったのではないか。このお辞儀してしまう球威の無さに手こずったあと、普通レベルのプロ投手が救援にでてきたら、並みの球威でも
剛速球
に見えてしまいそのまま逃げ切られてしまったというのが、昨日のロッテ打線だと私は分析するのです。
剛速球投手がすくないセリーグにおいては、阪神打線に滅多打ちになった斉藤選手。今後他のパリーグ打線は遅球対策が必要です。私が考える対策案は
斉藤が登板する時はバットスピードが遅くなったベテラン打者を打線の中心にする
バッティング投手として並みの高校生投手を雇う
バッターには「斉藤はプロの投手ではない」と繰り返し洗脳する
こんなところで充分でしょうか。あの球威でポンポンとプロで勝ってしまっては、来シーズンは村田や桑田など
引退した投手が復活してしまう
ことになるからです。
中学生プロ投手もでてきてしまうかも。プロがそんなに甘い世界なのかどうか、次回の登板が楽しみであります。