以前に用意していたブログネタをアップするのを忘れておりました。内容が賞味期限切れにならないよう、本日はそれをアップします。「ワースト10」は次回からにさせていただきます。
相変わらずしつこくやっています山本益博氏。「おとなの週末」の「食べ歩き手帳」などでミシュラン掲載予想を連発しています。
公平に色々な店を引き合いに出していればまだ見逃せるのですが、取り上げている店がほとんど彼の息がかかっていると思われる店ですから呆れます。マスヒロさんのアドヴァイスを素直に聞き入れる純粋な料理人の店や彼の覚えめでたい店がなんと多いことか。
「パッソ ア パッソ」、「イル カランドリーノ」、「青柳」、「レイ家菜」などなど。「食べ歩き手帳」ではこの他お気に入りで関係が深いと思われる「サカキ」、「キャンドル」をも取り上げています。
これらの店はほとんどこの「食べ歩き手帳」の常連。掲載回数をチェックしていませんが、かなりの宣伝効果があったと思います。
笑ってしまったのが「レイ家菜」での記述です。うまみ調味料に慣れた人には物足りなく感じるがこれが真の中国料理。ミシュランはMSG(化学調味料)が大嫌いなはずだから、この店に必ずや星をつけるに違いないと言い切っています。
おいおいマスヒロさん、MSGに関して否定的な事が言える舌をお持ちなんでしょうか。大好きな下町味の料理には必需品でもあり、何しろ週刊誌で大絶賛していた並木橋の「有昌」の「シイタケそば」は化学調味料まみれであったことに未だ気がついていないのでしょうか。
私が考えるに、マスヒロさんはMSGの有無がよくわからないのでしょう。恐らく「レイ家菜」がMSG無添加をマスヒロさんに説明したのでわかっただけ。でなければほとんどの人が大量投入とわかる「有昌のシイタケそば」に対してMSGの使い過ぎをコメントせず絶賛している理由がわかりません。
友里もわずかながら隠し味的にMSGを入れられたらわからないでしょう。また、廉価な店でもまったく使用するな、とは言っておりません。売値から使用食材や調味料、人件費に制限がある場合は入れざるを得ない必要悪(絶対に必要とは思いませんけど)だと考えております。全面的に頼り過ぎるな、MSGの入った半加工品を安易に使うな、高額店で手間暇やコストを惜しんで投入するのはいかがなものか、と主張しているだけであります。
マスヒロさんがMSGの無投入を店から聞いて強調しているのは、昔の「有昌」のコメントの失態を消失させたいからでしょうか。
それにしても、イマイチ盛り上がらない「ミシュラン東京版」。事あるごとに騒いでいるマスヒロさんはその宣伝に一役買ったミシュランの救世主と言えるでしょう。この友里も宣伝に一役買っているかもしれませんけど。