政治屋は矜持を捨てなきゃやっていけない商売か

島田紳助、予想通り引退会見して「一般人」になっても真相究明を求められる流れは変わらないようです。
山口組最高幹部の一人との関係も、数回軽く会ったというものではなく、直筆の手紙のやり取りや飲食を共にしていた写真がでてきたとか。
まあ、あんな上辺だけの会見を信じるのは、裁判官と事務員の違いを教えない松下政経塾出身者くらいだと思っていましたから、当然の成り行きであると考えます。
いやもう一人いました。田原総一朗氏、インタビューで

あんな関係は付き合いではない。(島田紳助は)美学を通し過ぎた

と擁護していました。こんな上辺しか見られない、検証精神のない人が、長年TVでキャスターをして政財界に意見を言っていたのですから驚きです。重用していたTV局、ひいてはそれを見ていた視聴者、ホントに

アフォ

だと思います。
いや、未だもう一人いました。芸能レポーターの井上公造氏。

悪い事をしたら謹慎。彼は悪い事したと思っていないから引退を選んだ。男の筋を通した。(意訳)

アフォか。未だに島田紳助に媚びうる狙いがわかりませんが、悪いと思っていないなら

自ら引退せず堂々としていろ

と思うのは、友里だけではないでしょう。
ただしその筋の人とのツーショット写真はある意味仕方ないと言いますか、立場上まったく関係がなくても撮ってしまうことがありますからそれだけでは批判はできないと思います。

斎藤佑樹選手と同じく「持っている」友里、15年以上前だと記憶していますが、赤坂砂場へ昼に蕎麦を食べに行ったと思って下さい。
小上がりでビールを飲んでいたら、背の高いどこかで見たことある人が、奥さんらしき人と赤ちゃんつれて隣に座ったのです。
元テニスプレーヤー、もとい、少しテニスをやっていただけの友里は直ぐに

おっ、松岡修造だ

とわかったのであります。そう言えばお子さんが生まれたのだなとサインでも貰おうかと悩んでいた時、テーブル席に座っていた客から彼に声がかかりました。
それまで気付かなかったのですが、4人掛けには一目でそれとわかるその筋の方にやはり直ぐわかる奥さん(姉御風)、そしてラケットもったお嬢さんでありました。そういえば表にそれらしき車が停車していたなと・・・

どうやら娘さんが松岡修造氏のファンだったらしく、その筋の人(娘さんの父親)が、いとも簡単に呼びかけてきたのです。
一瞬躊躇した雰囲気もありましたが、松岡修造氏、そこは互いに家族連れ。ニコニコして降りていって、サインや娘さんとのツーショットだけではなく、家族(その筋)ぐるみとの写真も撮っておりました。

顔が売れた有名人ですから、このような要請は日常茶飯事なのではないでしょうか。
東京の鮨屋にしか顔が売れていない友里でありますが、どこかの店で、食べに来ていた寿司職人からサインやツーショットを頼まれたら、私もやはり断ることは難しいと考えます。(シャレですので読み流して下さい)

さて純粋無垢でアフォな田原総一朗氏や井上公造氏ではなく(前原前外相も)、関西では歯に衣着せぬ発言で人気と言われている(私はよく知りません)やしきたかじん氏の島田紳助弁明会見への感想を以下に挙げてみます。

・歯切れ悪いですね(会見のこと)。本質が暴力団とのメールだけで吉本興行は切らないと思いますが・・・
・ここ10数年間、南(難波近辺)に土地ビルを収得・商売を展開している間に其の種の人達と関係が深まって行ったのは事実としてあります
・これで真相の幕引きには程遠く、週刊誌等がかなり動くと思われます。紳助一人の判断でないのは確かだと思うのですが
・年10数億円稼ぐタレントは事務所に取ってドル箱です。特に金にシビアで有名な吉本が誰も確証のないメールを盾にする事自体が訝しい
・真相は流石に分かりません。が、昨日今日ではなく、たい積したマグマが爆発する前の超措置法だと思います
・もう一つの真実。それは最近の紳助の番組の視聴率低下にあると思います。行列、鑑定団は合格点ですがゴールデンでの6分の2は本人にとってはキツイと云わざる終え(ママ)ないでしょう

ちょっと考えれば、というか純粋無垢でアフォな人でなければ、誰でも感じる内容ですが、このような事を口に出せるのは、やしきたかじん氏だけというのが情けない。この友里も同じような事を発言していますが、如何せん知名度なくなんら影響力もないですから、結果的には発言していないに等しく残念であります。

さて今朝の報道では、裏金も銀行振り込みでやりとりされるのが一般的だと40歳過ぎまで信じていた前原誠司前外相が、代表戦出馬に関して小沢一郎氏と面談したとありました。
代表選出馬に際しての、挨拶だけなのか、支持依頼なのか真相はわかりませんが、数日前には「殺小沢」の本丸、仙谷由人氏も小沢さんに前原支援の打診をしたと聞きますから、私はある意味驚いたのです。

合従連衡

が常の政界でありますが、これほど変わり身が早い様を晒して世間に対し、いや身内や家族に対し

恥ずかしい

と思わないのか。己の保身のためには何でもありと言うことでしょうが、ここまで矜持を捨てて果たして

お国のための仕事

が出来るのか。
また小沢さんも小沢さん。私なら例え復活できると条件提示されても、意地でも

前原や仙谷には会わない

と考えます。彼らのエクスキューズ

己を捨ててでも国のために手を組む

聞こえはいいですが、単なる魂売った世渡り手法だけではないでしょうか。

国会議員はアフォばかり。彼らより頭が良い友里(勝手に夢想しているだけ)が立ち上がれば、日本を変えられると思っておりましたが、暗殺の心配以外にもう1つ、大きな理由で政治屋になれないことがわかりました。この合従連衡術、己の性格では履行不可能。友里は

矜持なし、と揶揄されてまで保身に奔れない

のであります。
政治屋は無能で無頭でも出来ると思っていたのですが、

無矜持

も必須条件だと遅まきながらわかったのであります。

※本日のブログの後半、特に「友里が政治への野心」と思わせる部分は、あくまで

政治屋は無能、無頭、無矜持

を引き出す演出的イントロでありますので、読み流していただければ幸いです。