掲載拒否店への星付評価は真っ当だったのか

昨晩ある月刊誌の取材で居酒屋と焼き肉屋を掛け持ちして帰宅がかなり遅かったからか、今まで起きられませんでした。どうも未だ旅行の疲れが抜け切っていないようです。
さて本日はミシュランネタです。
「京都・大阪版」、昨年の「東京 2009年」より売れていないようですね。アマゾンのランキングだけでは絶対的な売れ行きを語れませんが、傾向はつかめます。
発売2週間の現時点で全体ランキングは242位。1位は発売直後しか維持できなかったようです。売れ残り続出だった「2009」でさえ、もっと長く1位を保っていたと記憶していますから、かなりやばい状態ではないでしょうか。
こりゃナレさん、タイヤ業界が不景気だというのに、またやってしまったのではないでしょうか。
さて今日は「掲載拒否店」の扱いについて考えてみます。
ナレさんは「掲載拒否しても載せるべき店は掲載する」と言っていたようですが、載せるべき(星をつけたいと思った)店で掲載拒否した店を公平に評価してすべて載せることはしなかったと私は考えます。
つまり、掲載拒否店は評価を1段階程度下げたのではないか。
尻尾振ってくれた店と掲載拒否した店を公平に扱ったら、「菊乃井」や「嵐山 吉兆」が怒るではありませんか。
尻尾と掲載拒否をどちらも公平に評価したと京都の店が感じたら、それこそ来年以降「掲載拒否」が続出することでしょう。
掲載拒否店にはそれなりの「罰」を与えて他店への「シメシ」をつけることによって来年以降の掲載拒否を如何に少なくするか。
それはプライド高い掲載拒否店の評価をわざと1段階落とすことです。もっとも効果的なのは、頭に来て「載せない」のではなく、中途半端な「1つ星」として載せることですね。
掲載されないならミシュランの「見落とし」、「調査不足」とエクスキューズできますが、下手に「1つ星」にされてしまってはたまらんと、掲載を拒否するのをやめようと考え直す店も出てくると思います。
ミシュランガイドの出版は「儲け」を狙っているようです。自身の利益を上げるため有利に運びたいなら、このような「評価の調整」をするのは営利企業として当たり前のことでしょう。

京都の店主の皆さん、掲載拒否しても良いですよ。そのかわり無視しないで評価をわざと1段階落として載せますけど、それで良いんですか。

と暗黙の圧力を掛けられたら、「載らないなら良いけど、下手に評価を落とされて載せられたらかなわん」と尻尾を振るようになった店も多かったのだと私は思います。
友里掲示板
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