悪い冗談だろ、横川毅さん

読者の方からの情報です。まずは東京レストラン・トレンド&グルメニュース「フードスタジアム」の4/5付けの記事ををご覧ください。
http://www.food-stadium.com/column/interview/62/index.html
すかいらーく創業者4兄弟の末弟、横川紀夫氏の次男である横川毅氏(あのレストラン評論家と自称していた横川潤氏の従弟でしょうか)が、「BANQUE(バンク)」というワインバーをオープンしたというただの宣伝なのですが、長々と氏の生い立ちからオープンまでを綴った店宣伝記事、最後に友里として見逃せない記述がありましたのでここで斬らせていただきます。
我慢してなんら検証のない口上垂れ流しの宣伝文句を読んでいくと、突然、

「NINNJA勤務の時から懇意にしていた山本益博さんと面白いワインの店をやろうと話してたんです」

という毅氏の発言が出てきます。おいおい、悪い冗談というか、こんな事書いてしまっていいのだろうかと思わずのけぞった友里。問題点は2つあります。
山本益博さん。ワインに詳しい人なんですか。ワインをよくたしなむ人なんでしょうか。お酒に強い人でしたっけ。
何しろ、ロマネ・コンティの古酒に若いラ・ターシュを混ぜて飲んだ事を自慢してしまったほどの「ワイン音痴」な方です。人とは違うことをした、しかも高いワインでやったので自慢できると考えたのでしょうが、世のワイン好きに受け入れられない暴挙とは読み切れなかった人。こんな人が絡んでいると言った瞬間から、ワイン好きは一斉に引いてしまうということがわからないのか。本人はマスヒロさんの名を出すことによって宣伝になると思っているのでしょうが、足を引っ張るだけで完全な見込み違い。センスのなさを露呈したと言っていいでしょう。
また、「ニンジャ」時代から懇意にしていたとのことですが、その懇意とはどうような内容なのか。マスヒロさんは、大人の週末など彼の掲載記事で「ニンジャ」の料理を何回も絶賛していました。ただのサプライズ料理なだけの料理を絶賛している不自然さに疑問だったのですが、その理由がわかりました。
「懇意」にしている店を絶賛してしまってよいのか。評論家を自称していますが、そんな情実評価でいいのか。評価対象と懇意になること自体、マスヒロさんはまったくのモラル違反であります。
そして横川潤さん。叔父、伯父、従兄弟たちが飲食店業界にどっぷりつかっていて、自身がまっとうなレストラン評価を下せると思っているのか。たとえば、「BANQUE(バンク)」をシビアに評価できるか。いや、競合するであろう他のワインバーを冷静に評価できるのか。
この業界は本当にいい加減であるということがおわかりいただけると思います。