店評価ブログを更新しました

先日出張の際、ある有名店の支店で昼のお任せを食べました。以前の料理長の時はマスヒロさんが絶賛していた人気店。そこでまったく聞いたことのない魚がでてきました。煮え立った小鍋(しかし加熱はしていない)でしゃぶしゃぶのように食べるのですが、容量が小さく野菜などが入っているので、一切れくぐらせたら一気に小鍋が冷めてきてあとはどんなに入れっぱなしにしても半生状態でその魚を食べたのです。不自然に白い脂だらけのその魚、帰宅して教えられた魚名でネット検索したらなんと「有毒魚」として流通禁止。ワックスエステルという身にある「蝋」が人間の体内で消化できず10数時間後に下痢などをおこすからだそうです。そういえばその晩、偶然なのかそれが原因なのか私も珍しくお腹を壊しました。その店で教えられた魚名は、岩手の『あぶらぼう』であります。
店へ確認したら、料理長はその魚自体の知識なく調べもしないで卸の「珍しい」というおススメだけで使用したとか。食べても自分たちは大丈夫だったそうですが、客に出すほどの量を食べたとは思えません。
また、魚名は良く似た『あぶらぼうず』と間違えただけで、こちらのほうは禁止になっていないから大丈夫とのこと。本店の総料理長も「今回は勉強させてもらいました。有難うございます」と木で鼻をくくったような対応だけ。調べもせず「有毒魚」の名前として客に食べさせ、たとえ名前の間違いだとしても有毒でない『あぶらぼうず』も食べ過ぎると脂で腹を壊す可能性があるといわれています。冷めた小鍋でくぐらせて半生で食べざるを得なかったその調理法に問題はないのか。不二家ではありませんが、まったく一般客だと思って馬鹿にした対応に頭にきました。
現在テナント元である百貨店のレストラン部門の責任者たちの最終判断を確認中であります。はっきり店側の対応が確定したら、詳細なことの顛末を夕刊紙やブログで述べたいと思っております。
さて、読者の方からおススメいただいた、京橋近くの鮨屋「ふじ井」と六本木の時はウシオ電機の系列でありましたが今は違うでしょう、西麻布の「maqereau」の2店を店評価ブログに追加しました。お暇なときにお立ち寄りください。