年間ベスト10 おススメのお店

小笹寿し 銀座
延期になったようですが立ち退きの要請があったようです。あの立地から立派なビルに移ったら、値上げしなければクオリティが保てないでしょうからとりあえず良かった。
ミシュラン掲載を拒否したのも立派。繁盛店ですからこれ以上流行ったら入店できなくなります。
タネの種類も多く、ツマミを食べたら握りすべてを制覇するのはよほどの大食漢でなければ無理でしょう。
鮨 さいとう
元「鮨 かねさか 赤坂店」。いつのまにか任されていた人が独立して店名が変わっておりました。
ふらっとやってきた山本益博氏を特別待遇しなかったので、その後寄り付かなくなったと豪語していた主人は当然掲載拒否すると思っていたので、ミシュラン一つ星は想定外で驚きました。わずか6席の店、気軽に入店できなくなりました。
清潔な店内、タネ質も上レベルで酢飯にそれほど個性はないですがバランス良い鮨だと思います。久兵衛出身でも良い店はありますね。つけ場の氷冷蔵庫、いくつかダミーもあるようです。
くわ野
てっきりミシュランに掲載されるかと思っていました。今年も知人と訪問し、満足して帰宅した次第であります。
ツマミも豊富で酒飲みも急かされずゆっくり楽しめる銀座の若手の中ではトップレベルの鮨屋だと思います。
銀座 奈可久
金春通り、「久兵衛」や「くわ野」に近接するビルにこの夏移転してきました。
ツマミにちょっと素人受けするタネを増やしたからか、いくらか価格は上がったようですがそれでもCPは良いでしょう。
相変わらず蛸の桜煮は美味しい。太巻きもグッド。主人も人がよさそうで雰囲気悪くなく個人的に再訪したい店であります。
京味
毎年同じような料理がでてくるなとは思いながらも通ってしまう(と言っても高いので年に数回)お店。ミシュランに掲載拒否したのは当然でしょう。固定客がほとんどですから。
この店を掲載できず、「かんだ」などに3つ星に与えてしまったミシュランは、日本人にとってまったく利用価値がないと言えます。
花霞
京都は祇園の和食。料理長が来年1月で店をやめるということで最後と言う意味での久々の訪問。
独立するそうですが現時点ではまだ場所も決まっていないとか。雇われから独立店になることで、よりCPが向上するのではないかと勝手に期待しております。
吾妻
こんな高額な洋食屋が一軒くらいあっても良いのではないか。オムライス、ハンバーグ、豚カツレツなどが3500円前後。比内地鶏のカレーは5000円、ビーフステーキに至っては1万2000千円だとか。
確かに高い値付けだと言われる洋食屋の中でも、私の知る限り最高値の店ですが、他の洋食屋とは一線を画す調理の丁寧さ、食材の質の高さがあります。
話のタネには良いのではないでしょうか。主人や2番手も気さくな人です。
ロオジエ
予想通りの3つ星。「カンテサンス」と「ロブション」だけで3つ星からこの店を外したらミシュランの権威は地に落ちるどころか地に潜りこんだことでしょう。
4万円のコースまで登場させた割に、アラカルトの品数は増えないなど不満な点もあるのですが、トータル的には東京最高峰のフレンチです。
客が増えすぎてワインが足りなくなったのか、奈良だか生駒の値付けの安いワインショップにオーダーを出したと漏れ聞きました。
ボン ピナール
今まではワインの値付けの安さだけの店だと思っておりましたが、久々の訪問でビックリ。料理もかなり美味しくなってきており、それほど皿出しの遅さも感じなくなりました。
相変わらずシャンパーニュはじめスティルワインも皆安い。高い店と比べると半値に近いのではないか。
料理良し、ワイン安い、と今回の再訪で見直した次第です。
ワイン含めてこのCPだと、近辺の「ブルギニオン」の脅威になると考えます。
あまり人気になって予約が取りにくくなると常連客は怒るでしょうね。
トラットリア デッラ ランテルナ マジカ
目黒のイタリアン。ワインの値付けも安く、ボリュームある料理は価格を考えると満足します。あくまでCPだけの判断です。
あの立地で結構盛況でありましたから、知る人たちには有名な店なのでしょう。
以下の2店はおまけです
龍吟&小十
ミシュラン掲載のご祝儀でまとめて一言。
奇を衒い過ぎる創作に奔り過ぎ、以前よりクオリティが落ちてきた、といった話もいくつか耳に入ってきます。
確かにちょっとやり過ぎではないか、以前はもっと満足したかな、とも思うようになりましたが、ご両人には初心を忘れず頑張ってもらいたいものです。