昨日から仕事始めの方も多いと思いますが(友里は今日から)、築地の初競りは本日1月5日のようです。
そこで毎年TVなどで話題になるマグロの初競り、どこの仲卸(店)が競り落としたかネット検索したのですが、この原稿を書いている朝4時前の段階ではヒットしなかった。
例年5時ころから初競りが始まるようなので、初競り結果は本日のブログに間に合わないと思います。
とはいえ、今年も最高値で競り落とすのは
すしざんまい
ではないか。
「築地すし好」も今年から「やま幸」と組んで初競りに参加するとありますが、競り合うのではなく、初競りの中で本当に質の良いマグロを落とすとのこと。
しかし毎年思うんですが
初競りで高額落札する店は「廉価寿司屋」ばかり
昔は奥沢の「入船」が落としたこともあるらしいですが、最近は「板前寿司」から「すしざんまい」と安売り寿司屋ばかり。
食べログランキング店やミシュランで星をとるような客単価2万円超えの高額鮨店が仕入れたという話は聞きません。
昨年のブログでも書いた記憶があるのですが、
初競りのマグロなんてたいしたものではない
ということでありましょうか。
マグロは一箇所に留まらず回遊しています。
マスコミのバックアップで「大間マグロ」が超有名になってしまいましたが、年末から年初にかけても
大間産が他の産地を上回る質
なのかどうか疑問。
いやマグロは工業製品ではありませんから、旬の時期でも大間で捕れたマグロがすべて良質であるはずがない。
当たりもあればハズレもあるはず。逆に他の産地のマグロの質が上回ることも十分あり得ることだと思います。
同じ両親から生まれた兄弟姉妹でも
頭や運動神経がまったく違う
というケースはよくあること。
ましてやたまたま大間に来ていたマグロですから、友里得意の例えで言えば
この時期銀座に溢れかえっている中国人の質がみな同じと言えない
のと同様ではないかと。
イントロに力を入れすぎて本題に入るのを忘れておりました。
初競りを検索していて気づいたのが
中央卸売市場は今年11月に、築地から豊洲へ移転する
ということ。
移転に伴い、大規模な仲卸のリストラが行われるとも聞きましたが、場外施設である「千客万来」の運営事業者が未だ決まっていないんですね。
昨年「すしざんまい」がこの事業から撤退を宣言して振り出しに戻ったと聞いておりましたが、なんと今年3月にやっと運営業者を選出するというのですから驚きました。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2015/09/22p9i100.htm
お役所仕事と言ってしまえばそれまでですが、11月移転まで半年チョイのこの時期で果たして間に合うのか。
足の便も今より悪くなりますから、「千客万来」ではなく
百客千来、もとい、十客百来(しかも全部中国人)
で終わってしまうのではないかと友里は心配であります。