定昇や賃上げゼロでも役員報酬はやりたい放題なのか

錦織圭選手、ベスト8が限界だったのでしょうか。1セットも奪えず、第三セットは1ゲームだけと、結果的には惨敗となってしまいました。
昨日は移動の連続で試合は今朝のTVでのワンプレーしか見ておりませんが、昨日のブログで述べたような

何かがとりついたような奇跡的なプレー

は出なかったようです。股くぐりショットはありましたけど・・・
前日の混合ダブルスで体力の回復が出来なかったといった要因もあるでしょうが、試合後のインタビューでは負けたにもかかわらず「世界に通用することがわかった」との満足げな顔。

ベスト8で達成感を持ってしまった

と友里征耶は推測します。何としても勝とうとするのではなく、もう負けてもいいやと思って試合にのぞんだら、神は奇跡を与えることはないでしょう。
トップの選手は格下相手(準々決勝くらいまで)に無駄な体力を使わないもの。ストレート勝ち、出来ればダンゴ(ゲームも与えない)で終わらそうとするものです。錦織は今後、如何に格下を簡単に料理するかが課題であると考えます。

さてそろそろ恒例の春闘の時期なんでしょうか。経団連と連合とのせめぎ合いのニュースがありました。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120126-OYT1T00087.htm

アフォな民主党のバックである連合に味方するわけではないですが、経団連に参加している大企業、上場企業でありながら役員報酬を個々に公開している会社がどれだけあるのか。
定昇や賃上げの対象となる従業員もサラリーマンですが、上場企業の役員たちも立場は同じで

立派な雇われ(正確には株主総会の委任)

ではないですか。同じ雇われサラリーマンであるのに、片方は給与が完全に捕捉されているけど、片方(雇われ役員たち)は従業員どころか株主も個々の役員報酬額がわからないという不公平さ。

バブル崩壊からの日本の20年あまり。一般サラリーマンの平均給与は減ることはあっても増えることはないのですが、上場企業では

個々の役員報酬額は増え続けている

のではないでしょうか。
何でも欧米のマネをして良き伝統や風習を壊してしまう最近の日本。友里がサラリーマン時代の30年前は

社長(勿論雇われですよ)の年収は従業員の10倍程度

でありました。一般社員の年収が数百万円でありましたが(銀行は桁が違っていましたけど)、大企業のシャチョーでも年収は

数千万円

程度であったはずです。このそれほど格差のない報酬額が、経営者と従業員の一体感をいくらかでもつくっていたのではないでしょうか。
ところが最近の雇われ役員たち、

億超えどころか10億超え(ゴーンさんでしょう)

もいると聞きますから呆れます。
役員報酬の総額は公開されますが、1億以下だと個々の報酬額は未公開。いや最近は1億超えの報酬額を上場企業はしっかり開示しているのかどうか。

今の日本、マカオやシンガポールでカジノにのめり込まない限り、年に何億も必要とは思えません。
一般従業員の給料を上げないなら、自分たち雇われ役員の報酬額も

それなりの額(数千万円)に戻す

ことが必要だと考えます。決断力もなく、経営を間違っても責任を追及されない上場会社の雇われ役員たち。責任を追及されるのは刑事事件を犯した場合くらいではないでしょうか。
たいした能力も頭もなく、ちょっと運が良い(ゴマすりがうまい)だけで出世してしまった人がほとんどの経団連所属の大企業雇われ役員たち。
その経営力と受け取る報酬額を比べたら

あまりにCPが悪い

と友里は考えます。

余人に代え難い

という言葉がありますが、今の大企業の役員やシャチョーたち、

代打はいくらでもいる

と言い切ってはまた怒られるでしょうか。
上場大企業の役員たち、定昇や賃上げを交渉する前に

己の役員報酬額を開示しろ

これが本日のブログの〆であります。