官房長官の力量不足が見ていられない

普天間基地問題の迷走に加えて、先週は郵貯の限度額の件で亀井氏と菅氏が罵倒し合った子供の喧嘩など、最近の政府はまったくその体をなしていないと思うのは友里だけではないでしょう。
たいしたこと出来なくても、過去(自民党時代)の悪や闇を表に出すだけでも儲けものと思っていた「政権交替」でありますが、韓国のようなドラスティックなものはついに出てこなかった。これでは民主党政権の存在価値がありません。

色々な問題があるのでしょうが一番目立つ問題点は、平野博文官房長官の力不足というか能力不足、頭の悪さからの「調整力不足」ではないでしょうか。連合系議員のはずですが、権力志向がやたらと高いだけの凡人。
鳩山内閣が生まれる時(2009年9月)にTV番組の特番で、地方を回って根回ししているかの様に得意げに振る舞う平野氏を見て、私は

このオッサン、舞い上がって勘違いしている

と思ったのですが、その後も無能な発言は数えきれません。
就任早々、官房機密費(外交機密費だったか?)の存在を知らないとか発言して物議をかもし、後に変な言い訳をしていましたっけ。我々一般ピープルでも知っているアイテム、とぼけられると思っていたとしたら真の無能だと思います。
官房機密費の公開も、ただ拒否するのではなく

自分たち(民主党や他の野党)も貰っていたので公開しにくい

と本当のことを言うか、本当に公開してしまえば面白かった。議員職や今の権力にしがみつく様は、前政権党と変わりはありません。

名護市長選後の「民意を斟酌しなければならない理由はない」という発言も、まともな頭ならこんな発言はしなかったでしょう。記者クラブ制度に対しても保守的なようで、私にはスーツの下に自民党の下着を着ているとしか思えません。
友里掲示板ではないですが、この官房長官こそ、

?獅子身中の虫

なのではないか。多くの失点の繰り返しで、最近は身動きとれないというか逃げ回っているとしか見えない平野官房長官。
理工系出身者としてのこの体たらく、同じ理工系出身である友里は

やっぱり理工系は視野が狭く常識音痴で管理職に向いていない

といった「理工系偏見」が、平野氏のお陰で復活してしまうのではないかと心配であります。

さとなお氏の大事なお友の松井官房副長官といい、現政府の官房は人材不足というか能力不足の集団なだけ。
どうせ短命となるのなら、鳩山政権には自爆的にすべての悪と闇を世間に引きずり出してから退場していただきたかった。
まあ麻雀牌ではないですが、一度この国(というか権力階級)をグチャグチャにだけでもしてもらいたかったのですが、人間、誰でも欲があるので無理だったようです。