完璧な火入れって何だ?

エジプトが大変な事になっているようです。チェニジアに次いでエジプトも政権が倒れるのか。この2国は長期の独裁がデモの主原因のようですが、そのうちイスラムが持つ根本的な問題に飛び火するのではないかと私は考えるのです。その問題とは

富裕層の一夫多妻→女性を知らず一生を終える多くの庶民→あの世で酒池肉林との悪魔の誘い→ジハード

自由主義経済で格差問題が問われておりますが、人間の主要欲の1つである男女問題でこれほどの格差を持つイスラム。私はイスラムのビジネスモデルがそのうち行き詰まるのではないかと考えます。

さて本日は「火入れ」についてちょっと一言。
先日知人からイチボ肉をいただきまして友里自ら焼き上げました。プロの方から肉の焼き方のレシピをいただいていたのでその通りしただけでしたが、ややレア感が残っておりましたが食べた人全員に好評でありました。
そこで私は考えたのです。最近は、ド素人(友里も自称素人でありますが)のブログや食べログのレビューで

完璧な火入れ

という形容が連発されております。

失敗がない低温ローストにそんなベタ褒め言葉を使うな

と突っ込む前に「完璧な火入れ」というのはどんなものなのか。牛ステーキを例に取りましょうか。焼き方はレアからウエルダンまで色々ありますね。仔羊だって同じです。つまり食べる人によって焼き方の好みが異なるのです。蝦夷鹿だって鴨だって、人によって焼き方の好みは違うのではないか。
ド素人のブログや食べログのレビューでは、高評価の店なので無造作に「完璧な火入れ」を連発しているのでしょうが、本当に火入れが良かったと感じたとしても、それは

自分にとって完璧な火入れだった

でしかないのです。誰が最初に言い出したか肉の「火入れ評価」でありますが、私には揚げすぎに感じる「とんき」のトンカツを美味しそうに頬張っている多くの人を見るにつけ、「よろにく」の半生の肉を美味しいと叫ぶオコチャマを見るにつけ、またアメリカ流の焼き方をしたステーキ(表面が焦げ焦げ)を美味しいと感じる自分を考えると

世に完璧な火入れなどあり得ない

味の嗜好は「人それぞれ」であるように

火入れの好みも人それぞれ

であると私は考えます。