日本ワインに対する友里ブログに関して、色々なご意見をメールや掲示板にいただいております。
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私の意見に賛否両論あるのは当たり前ですが、おおむね「コスト的には競争力がない」という考えは皆さん共通の認識と受け取っております。
昨晩ある読者とのメールのやりとりで思いついたことがあります。思い込み、極端、とのご批判がでそうなので、よくある週刊誌の特集タイトルにして「逃げ」をうっております。あくまで「そう言う極端な見方もあるか」と軽く読んでください。
読者と偶然、日本のワイン造りの神様ともカリスマとも言われている醸造者の話になりました。既に故人になられている方なので、実名は挙げません。
実は10?15年前くらいでしょうか、ある店の主催するワイン会のゲストとして出席されていて、何回かお会いしたことがあるのです。
お題がシャンパーニュの時だったと記憶しているのですが、この方、あまりシャンパーニュの銘柄をご存じないんです。
私が腰を抜かしたのは、当時でも有名でワイン好きなら誰でも知っている「ボランジェ RD」の「RD」の意味を全く知らなかったことです。フランスのスティルワインに関しても、言動からそれほどの知識や経験をお持ちとは思えませんでした。
ロマネ・コンティやマルゴーほどではないですが、ワイン好きには有名なこのワイン、飲んだことがなくても名前くらい知っているのが普通ではないでしょうか。
そのことを思い出し、私は考えたのです。ここからは「暴論」ですので軽く読み飛ばしてください。
日本のワインが「素晴らしい出来」、「本場物に匹敵する質」と本気で信じていらっしゃる方は、もしかしたら「本場の高質な本物ワイン」をご存じないのではないかと。
健全に熟成した「古酒」を楽しまれたことがないのではないかと。
日本ワインを煽っている大手メーカーやソムリエたちは、「本気で信じていない」と私は思っております。
本日はあくまで週刊誌によくある「天下の暴論」的な友里の偏見と独善的な意見でありますので、ご承知おきください。
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