夏はシャルドネよりSBか

ここのところブログでワインネタを扱うのをすっかり忘れておりました。数あるヨイショライターやレストラン紹介屋と比較して、友里征耶が唯一勝っているのがワインの知識と経験と酒量。これを封印してしまっては彼らと差別化できません。

友里掲示板の書き込みにもありましたが、こう暑くなりますと樽を利かしたシャルドネはクドイのではないでしょうか。特に若いワインは飲欲がすすまないと思います。
昨日もあるレストランで「岩牡蠣」を食べる機会があったのですが、サンセールが結構イケると感じました。

ワインをはじめた時は、泡はシャンパーニュ、白や赤のスティルは何でもブルゴーニュが一番だ、ソーヴィニオン・ブラン(SB)やリースリングなんて飲めるかと思っていたのですが、年数が経つにつれてこの偏った考えは修正されてきました。
牡蠣にはSB、あるオイスターバーではじめて試してから最近はこれに限定しております。
私がワインを勉強していた頃は「カレーにはワインが合わない」と言われていたのですが、最近は冷やし目のボルドー(CS主体)なら合うかなと・・・

また掲示板ではイタリアワインが「薄め」で飲みやすいとありましたが、私のイメージはどちらかというと濃厚ではないかと。気温がフランスに比べて高いという先入観があるからかもしれませんが、白、赤とも同じ品種ならイタリアの方が私は濃厚に感じてしまいます。

ワインと言えばシャンパーニュかブルゴーニュ、しかもクリュッグ、サロンやDRCが一番とお考えの方も多くいらっしゃるようですが、私は最近、ワインの持ち込み会の時は敢えてイタリアワインを選んでおります。

根がへそ曲がりだと言うこともあるのですが、イタリアワインにも美味しくて良いものがあると紹介したいからであります。
ただし、今でも

イタリアワイン=安いワイン

のイメージが強いのでしょうか。結構レアなワインを紹介しても、あまり理解されないのが残念であります。?

ワインの味わいは先入観に左右される

という証左ではないでしょうか。
下手なルロワやDRCより美味しくて安いワインがイタリアにも多いと思うのですが、昔のレッテルが剥がれていないのが残念であります。