先日久々にお気に入りに登録しておいた「日本フードアナリスト協会」をクリックしてみました。
http://www.foodanalyst.jp/index.php
相変わらず講習料、入会費、年会費の収入を得るためフードアナリストの養成、認定に力を入れているようですが、肝心の格付け作業がほとんど進んでいません。
この協会の運営委母体である「アテナイオス株式会社」の格付けサイトを見ても、有名店、人気店の掲載がほとんどなくまったく充実されていない。そして一番の問題点は、始まって1年経つというのに掲載店の店データだけで「アナリストレポート」が書かれていないということです。これだけフードアナリストを粗製乱造しているのに、なぜレポートが掲載されていないのか。
http://www.athenaios.com/
彼らの言う店から頼まれて書くという「依頼格付け」(有料)もわずか一軒だけしかないのではないかといった話も漏れ聞いております。
ある大手マスコミも、あまりに胡散臭い団体なので取り上げるのをやめたとも聞きました。
そろそろうたい文句である、
当会は、業務提携先であるアテナイオス株式会社の目指す企業理念および事業ドメインに基づき、<食>に関わる仕事についている方には、さらにステップアップできるチャンスのご提供や実際の業務委託の依頼を、また資格認定により飲食店格付け業務の透明性のある公正中立な勝手格付け業務と依頼格付けに伴う業務委託を、さらに当会を通じて自己表現につなげたり当会が提供する<食>を通したソーシャル・コミュニティ・ネットワークへの参加をしたい方々…など、さまざまな場を提供したいと考えています。
を実現しないと、お金ばかり徴収されているフードアナリストの暴動がおこると思うのですがいかがでしょうか、横井さん。結果が全然でていません。
しかし、今どき、主宰者である横井さんやアナリスト達のような何らポリシーも経験もなさそうな人たちに飲食店がプロデュースや格付けを依頼するでしょうか。
そして最近はアナリスト受験者が減ってきたからかわかりませんが、既存のアナリストを対象に新たな商売を始めてきております。
フードアナリストの認定書を入れる額縁(4000円)、食卓賢人倶楽部所属のフードアナリストであることを記したカラー印刷名刺(5000円)などを認定者に販売しようとしているのです。
私の常識では恥かしげもなくこんな名刺を出せる人がいるとは思えませんが、横ちゃんは何を考えているのでしょうか。何ら自慢できない認定書を立派な「額縁」に入れて家に飾る人がいるのでしょうか。
アナリスト認定者から搾りとるだけで彼らに何か還元しているのか。1年経ってもこの協会の収入が受験希望者や所属アナリスト以外からないとしたら、それはこのフードアナリスト養成というビジネスモデルがまったく確立されていないということです。フードアナリストたちに何ら還元することができないならば、フードアナリスト養成事業は早晩行き詰るはずであります。
もうそろそろ、「あなたもフードアナリストになれる」といった誘いにひっかかる甘い人がいなくならなければならないと思うのですが、相変わらず訳のわからない投資話やマルチに騙される人が絶えないこの日本。この活動実態のないフードアナリストという資格にひっかかる人もまだまだでてきそうで友里は誠に心配であります。