本日も先週に続き、友里の訴訟回避術について述べることにします。
あれは昨秋でしたか。有料メルマガでこの企画をはじめた途端、タイミングよく友里の身に降りかかってきたのが
婦人画報・出口由美編集長の勇み足問題
まずは発端となった友里ブログをご覧ください。
友里ブログでは、新聞などのリンクを貼ってその内容を論じることがありますが、雑誌の中身を引用するのは非常に希なことであります。
そこでまず気をつけたことが
あくまで引用に終始する
ということ。
出典を示すことは必須でありますので、「今発売の婦人画報」としっかり書いたのですが、今思えば
婦人画報11月号
とより具体的に書いた方がより良かったかもしれません。
ブログ内容はあくまで(10月25日に再開する)ロオジエの料理についての
友里が写真を見ただけの意見
文中にしっかりと
送っていただいた料理の写真を見て友里、椅子から転げ落ちそうになったのです。
と書くことによって、あとで何かクレームが来たとしても
写真を見ただけって書いてあるでしょ
と言い逃れが出来る訳です。細かいところに気を遣っているのは古川修さんとの訴訟で負けたおかげでありますね。
名誉毀損や信用毀損でありますが、例え事実を書いていたとしても年配の裁判官が毀損と判断したら
アウト
なのは先週のブログで述べました。
日本など民主主義の国には「表現の自由」という権利が存在しておりますが、この権利と名誉や信用の毀損のせめぎ合いがこの手の裁判の判決に大きく影響するのであります。
ですから文中では
断定するような表現を極力避け、単なる意見だと思わせる
ことがより重要になってくるのです。よって
でしょうか
ありましょうか
という言い回しを多用しているのであります。
また「ロオジエ」の料理に対してのやや否定的な意見でありますが、それに終始することは何かあった時(訴訟など)に非常に不利。
最終的に敗訴した古川修氏への記事内容ですが
井の中の蛙
年配
癒着
ヨイショライター
勘違い
とすべて不定的な表現に終始してしまった。
若気?の至りと言ってしまえばそれまでですが、高裁敗訴の時、担当弁護士から
せめて1つでも褒め言葉を入れておけば結果が変わっていたかもしれない(提訴自体もなかったかも)
ところが今回の「ロオジエ」の料理写真はすべてイマイチの見た目でありまして、ヨサゲなところが見受けられない。
そこで考えたのが
引き合いに「カンテサンス」や「たこりき」を出してポジティヴに書く
ということ。
タイミング良く、「カンテサンス」へ行ったという知人から
結構美味しくなっていたのは(ソースもあった)、友里の批判のおかげではないか
との情報もあり、近々に訪問予定だった「たこりき」の料理写真まで掲載されていたので、
ここぞとばかり利用
したのであります。
こうして完璧と思われる対策を施したにもかかわらず、アンチの誘い水の釣られてしまって
世間知らず、もとい、向こう見ずな女性編集長が引っかかってしまった
のであります。
以下にその女性編集長から来たツイートを紹介します。
婦人画報編集長 出口由美 @DeguchiEiC 10月4日
@kusobae1 @TomosatoYuya こんにちは。本件に関しては弊社の法務担当に一任しております。私個人の意見としては、レストランの批評に関しては大いになされよ。他メディアの引用をする際は許可を得られよ。なお、このような形での弊誌の「宣伝」はご無用にてお願いしたいです。
NYのホテルで夜中にツイッターをチェックしていてこれを発見した友里
やばい、もとい、ウエルカム
と、ほくそ笑んだ友里の顔を想像してみてください。
当時は、京都の素人ブロガーなどとの小競り合いくらいしかもめ事がなかったから、ちょっと物足りなく感じていたからであります。
万全を配していると思っていても、一応色々なケース(最悪など)を確認するのは零細とはいえ会社経営者としては当然のこと。
すぐさま国際電話で弁護士に相談したのはいうまでもありません。
では何を確認したのか。それは
今後考えられる最悪のケース
でありました。
最悪とは「訴訟される」ということですね。そしてそれで負けた時はどれほどの被害が出るかということ。
まずは訴訟過程を確認すると、先方には労あって得るものないと思うのですが
引用削除の依頼 → 内容証明での削除依頼 → 仮処分申請 → 本訴
→はいずれもこの友里が先方の要求を蹴っぽった時の流れであります。
訴訟まで、かなりのステップが必要なんですね。
そして一番重要なのが最悪のケースの場合の被害額。結論は
名誉毀損の時ほどではないだろう
ということを確認したのであります。
まずは防御から入りましたが、やられて(ツイートでカマしてきた)このまま黙っていては、喧嘩好きの友里の名が廃れるのではないか。
そこで反攻できるかどうかを考えたのであります。
ラッキーなことに、世間知らずなこの女性編集長、108年の歴史の中で3人目の女性編集長に就任したことで舞い上がっていたようで勘違い度が最高レベル。よせば良いのに
…されよ
…得られよ
と普段は使い慣れていない、人を見下した言葉遣いを使用していたのであります。
そこで「引用の正当性」を主張するために「雑誌の宣伝にもなっているはず」との文言と共に友里が世間に訴えたのが
初めてコンタクトする人に対しての上から目線、しかもブラフにとれる表現はいかがなものか
との、出口女史の「性格」への問題提起。
はっきり言いますと
引用云々から問題点をすり替えての反攻
であります。
当時、友里ブログやツイッターで盛んに
(出口女史は)上から目線
などとの表記で彼女のツイート自体の批判を繰り返していたのはこの理由からであります。
また、自社の法務担当に一任との表記も嬉しかった。
あくまで推測ですが、出口女史は法務担当に一任する前に
友里に一発カマしてきた
のではないか。
一応出版会社で法務を担当しているのですから、出口女史と違って少しはこの手の法律に詳しいはず。
一任していたら、すぐに結論が出せるはず
だからであります。
今回のブログへの記事一部引用が、著作権法で問題があるかどうか、婦人画報社として立ち上がるべきものなのかどうかは
アフォでなければすぐ判断できる
そこで念のため、社内同士(出口女史とこの法務担当)の関係に亀裂が入ることを目指したのであります。友里ブログやツイッターで
必要以上に法務担当者という単語が露出
していた理由がおわかりいただけると思います。
ただしこれにはリスクが伴いまして、この法務担当者が友里のような気性でありましたら
このヤロー、俺をダシに使いやがって…
こうなったら意地でも、そして時間と金が無駄になっても懲らしめてやろう
と友里にとっては最悪な事態になる可能性もあるのですが、そこは普通のサラリーマン。まずこんなことはあり得ず、
出口女史のおかげでエライ迷惑だ
なに勝手に暴走したんだ
と女史との連携を断つだけではなく、厭戦気分になる可能性大。
また当時毎日ブログで取り上げていた理由は
事を荒立てると、友里はこの先ずっと月間PV100万のブログに書き続けてくる
と知らしめるということ。
おかげさまで半年以上が経過しましたが、今のところ婦人画報だけではなく肝心の出口女史からもコンタクトがありません。
果たしてこのまま逃げ切れるのか。
他人の不幸は蜜の味
友里読者だけではなくアンチも含めてまだしばらく、目が離せない日が続くことでありましょう。(このブログでまた蒸し返してしまいましたし・・・)