友里オススメ本 鞭打ってのラストスパート

前原政治と金、もとい、前原誠司氏が外相を辞任するようです。
偽メール事件のとき、代表辞任に時間をかけすぎ更なる批判を浴びた反省からの素早い判断と新聞は解説していますが、こんな表向きの報道だけ垂れ流して良いのでしょうか。

前原氏は海老蔵に匹敵する政界の嫌われ者と言われておりますが、義理堅い大マスコミはもっと深刻な問題を隠蔽してしまったようです。前原氏は焼肉屋女主人の「25万円献金」だけで辞任したのではないのですね。このまま外相に居座ったら、

暴力団のフロント企業からカネを受け取っていた
八ツ場ダムの入札に絡む企業からもカネを受け取っていた

という疑惑問題が表沙汰になり、議員としては致命傷を負う可能性があったからであります。
こんな事は、政治記者なら誰でも知っていると政治記者から聞きました。大相撲の八百長携帯メールの存在を大マスコミは昨秋には知っていて黙っていたというのと同じ構図であります。
では今回もなぜ大マスコミはそれを報じないのか。それは日本の新聞がジャーナリズムを捨てているからでして、

万が一将来、前原氏が返り咲いたとき(例えば首相や大臣)を考え、彼に貸しを作って有利な関係を築きたいという癒着

みたいなもののようです。
政治屋とマスコミの記者たち(幹部もほとんどが記者上がり)は同じ穴の狢というか、こんな連中が政治に大なり小なり関与しているのですから、日本国民は哀れであります。

さて、順調とは言えなかった友里オススメ本でありますが、何とか最終コーナーが見えてきました。
現在オススメ店85軒の原稿を終了。残りは8軒ほどとなりました。
ジャンルは、フレンチ、イタリアン、和食、鮨、中国料理に限定せず、焼き鳥や天麩羅、カレー、街の廉価メキシコ風ステーキからデリバリーまで範囲を広げました。
一軒(体調不良でキャンセルして行く機会を失ってしまった遠方の店ですが、知人の感想からクオリティに変化なしと判断)を除いて、昨年半ばからすべて再訪してオススメできるかどうか確認しての掲載です。

さとなお氏が昨年出した「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋社)。校正・校閲の段階でいくつもの掲載店が既に閉店していたことがはじめてわかるというみっともない大失態がありました。
要は一度か二度しか行ってない遙か昔訪問しただけの店を、ページ稼ぎで取り上げてしまったといういい加減さが原因であります。

世に信奉者しかいない佐藤尚之氏であるから、そんないい加減な執筆姿勢でも許されるのでしょうが(現にアマゾンのレビューはわずか3件ながらすべて最高評価)、アンチや敵の方が遙かに多い友里の場合は許されるはずがありません。
よって慎重に事を運び、店の存続以外にも、料理のクオリティ、CP感、サービスなどに変化がないかを友里視点で確認したのです。

幸いと言いましょうか、不幸にもと言いましょうか、その確認訪問で掲載を断念せざるを得なくなった店が1軒や2軒ではなかった。あの3つ星や2つ星から友里が長く通った店まで、断腸の思い(実は取材費が無駄になるというセコイ考え)での決断でした。
料理店だけではないですが、努力を怠る、初心を忘れる、老いてしまう、などの要因でクオリティは劣化してしまいす。そう言う意味では、確認をほとんどしていない「極楽おいしい二泊三日」はあまりアテにはできませんね。

何事もなるべくオープンに!

がモットーの友里。読者の意見を受け入れ、その掲載を断念した店も、スペースは小さいですが実名で挙げて簡単に評してみようと思っております。

残りの原稿は掲載店7?8軒にこの落選店表記の他、コラム10本、後書き、そして選定基準の説明でおしまい。今月末は順調ならネット環境の異なる地への移動も予定しておりますので、今月半ばに脱稿できればと願っております。
本日は、己の出版本の宣伝に躍起となっている関谷江里さん並みの自己宣伝ブログでありました。