割引クーポンのビジネスモデルはもう限界か

先日、年末年始のお節問題でブログにグルーポンを取り上げましたが、今度は「鯛焼き屋」で問題を起こしたようです。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00193502.html

店で普段出している料理(鯛焼きも)の半値ほどで売り出す「割引商法」。ただし、グルーポンが手数料として50%を抜くそうですから、店に入るのは1/4になってしまいます。
しかも普段は現金商売(手数料を客に転嫁してカード決済している店もあるでしょうが)なのに、グルーポン経由だと売り掛けになってしまい現金がすぐには入って来ない。

普通に考えたら、売り上げが1/4で運転資金に事欠く投げ売り商売。利益を出せるはずがありません。利益を出すなら、普段の料理より遙かにクオリティを落とさなければならないでしょう。集客に悩む店に

そのとき一時的に粗利は減りますが客が来るので宣伝になり、将来的には客が増えて儲かる

とでも言って勧誘しているのでしょうか。客はあくまで

50%割引

にだけ魅力を感じてクーポンを買うわけで、売値を戻したら割引に釣られた客がリピートしないのは、ちょっと考えれば子供でもわかると思うのですが、切羽詰まった店経営者にはまともな判断が出来ないのかもしれません。

人の弱みにつけ込む商売と言ったら怒られるかもしれませんが、順調な集客の店なら絶対に飛びつかないシステム(割引クーポン自体の宣伝のため売り上げを補填して割引額を有名店へ戻す場合は別)ですから、私は

筋の良いビジネス

ではないと考えるのです。
アメリカで考え出されたビジネスと聞きましたが、金融工学といいロクなことを考えない自分勝手な国だと思ってしまいます。

割引クーポンビジネス、私がやるなら50%の手数料を抜かず、将来的に客が増えて利益が増大したら、その利益から還付してもらうシステムにします。客(集客に苦しむ店)が儲からない段階で大きなマージンをとるビジネスは感心しません。

昨日のブログ、決して株投資や金融株を勧めたものではなかったのですが、私が取り上げたのがいけなかったのか、日経平均、個別金融株とも急落してしまいました。
サッカーの予想と株はすべて逆に外れて迷惑だからブログに書くな、とのお叱りもいただきました。しばらく封印したいと思います。

本日はちょっと個人的な事情がありまして、簡単にブログを〆させていただきます。