その再開発ビルに入っている会社の勤め人と観光客がメインターゲットのはずのテナントになぜ、高額店(飲食店に限らず高級ブランドも)が多く混じっているのでしょうか。
本来なら、廉価な設定で回転を上げる飲食店しかなりたたないビジネスモデルに、なぜ客単価が1万円を超える店が多いのか。
友里掲示板への書き込みでどうやら大手デヴェロッパーは、ビルのイメージアップのためにあの手この手でそのような店の勧誘をしていることがわかりました。
でも自分たちのイメージアップの為に、高級ブランドは別にして、世間知らずな個人経営レベルの飲食店オーナーを口説き、契約書でがんじがらめに縛って利用して許されるものなのか。
多店舗展開している大規模な会社は失敗しても自己責任でしょうが、個人の店を同じように誘い込んでそれでも自己責任と逃げ切れるのか。
丸ビルはじめ六本木ヒルズ、ミッドタウンとビル内を歩いている人を見てみてください。ほとんど勤め人と観光客しか見当たりません。
交詢ビルの飲食店フロアは人がほとんど歩いていませんけど。
高級ブランドや高額飲食店の必然性があるとはとても思えないのです。
私は以前から客が入らないのがわかっているのに高額レストランを勧誘するのか不思議だったのですが、己のイメージアップの為だろうとの意見を読んで、賛同すると共にその身勝手な狙いに呆れてしまったのです。
伊勢丹本店の上層階にはそれなりの高額店が入っていますが、客入りは再開発ビルほど悪くはありません。観光客ではなく、買い物客がメインのターゲットですから、再開発ビルとは違うわけです。
簡単な理屈だと思うのですが、なぜ失敗の歴史が繰り返されるのか、「欲」を抑えられない人が多いのだと考えます。