今朝の読売新聞には、小沢系の一部議員(衆院単独比例選出の10数人)が、衆院会派を離脱する動きがあるとありました。
連合赤軍執行部(亀井静香代表談)へのクーデターですが、TVコメンテーターの見立ての甘さに私は笑ってしまいました。
執行部が離脱を許すはずがない。処分(次期総選挙で公認しないとか)対法案不成立のチキンレース
と会派離脱は単なるブラフであるかのように解説しておりました。
確かに法案に賛成しないと反旗を翻せば、
次回は公認しない
と言われてポシャるのが普通の議員であります。しかし友里はこの離脱の動きが、比例選出、しかも単独立候補であるところがミソであると考えます。
彼らは単独比例ですから、
自分の選挙区がない
のです。小沢系というレッテルを張られておりますから、次期衆院選を現執行部で戦うとしたら、どっちみち
単独比例で公認されない
のであります。現執行部(殺小沢派)としたら、単独比例なんて誰でも良いわけですから、わざわざ小沢系の議員を再公認するほどお人好しのはずがない。どのみちこのまま衆院会派に残って法案に賛成したとしても
座して死を待つ
のは同じ。破れかぶれでの離脱か、とにかく殺小沢派を倒して新たな局面(新党結成や首長新党との連係も視野に)で次期議席を狙っていると私は(ちょっと考えれば誰でもわかる)考えるのです。
TVコメンテーターや司会者の浅すぎる「読み」に笑ってしまいました。次期当選(次期公認)を望まなければどんな投票行動をとっても平気なのが国会議員であります。
さて、全米第二位の書店チェーンであるボーダーズが連邦破産法11条の適用を申請し事実上倒産したとの報道がありました。
電子書籍への取り組みの遅れ、インターネット販売の遅れなどが原因のようですが、この流れはアメリカだけに止まるものではないでしょう。
最近気付いたのですが、キオスクなど駅の販売所がどんどんなくなっております。日刊ゲンダイを毎日買う友里としては面倒この上ないのですが、それだけ採算がとれなくなってきたのか。
日刊ゲンダイのライバル紙である夕刊フジも大リストラをしたようです。B版の発売もしなくなったとか。
末席ではありますが、単行本、夕刊紙、週刊誌などで一応印税や原稿料をいただいている身の友里としましては、末恐ろしい限りであります。
古い頭と言われそうですが、紙にして読まないと頭に入らないんですね。ゲラのチェックの際は一々打ち出している友里としては、紙出版物のこれ以上の衰退は勘弁であります。