何度飲んでも美味しく感じない、日本のワイン

来栖けい氏への「突っ込みネタ」が次から次へと寄せられてきます。それほど彼の言動に疑問の「まともな舌と考えを持つ方」が多いのだと思いますが、今日はお休みです。
3/25のブログで日本ワインとしては高評価されている「ボー・ペイサージュ」の中間報告をしましたが、本日で最終報告とさせていただきます。これ以上飲んでも意味がないと考えたからです。
http://www.tomosato.net/blog/2009/03/post_696.html
今回譲っていただいたのは「la montagne」(メルロ?100%)の2003年と2005年、そして「le feu」(メルロ?主体の混醸)の2003年を2本ずつの計6本。
中間報告では「深みのない単調な味」と書きましたが、頑張って機会があれば自宅で飲むようにしていたのですが、ようやく昨晩で5本を飲み終えました。まだ「le feu」が1本残っているのですが、これで充分と考えたのです。
ワインにド素人と思える言動連続のマスヒロさんは仕方ないとして、なぜプロであるソムリエやワイン愛好家がこのワインを褒めているのか、私にはまったく理解が出来ません。
5000円前後の支払いなら、もっと美味しいボルドーものが他にあるではないか。
私は一般のワイン愛好者が、もっと美味しいワインを横に置いてなぜ日本のワインを飲まなければいけないのか、その心理が理解できないのです。
まったく複雑味のない単調な味わいはすぐ飽きます。私は自宅でも赤ワインなら1本飲めるのですが、この「ボー・ペイサージュ」はいずれも飲みきれませんでした。抜栓してからヘタッてしまう時間が短いこともあるのですが、味自体が世界レベルに達しているとは思えない。
醸造技術は努力によって充分世界レベルに到達可能だと思いますが、いかんせん葡萄そのものは気候(単に温度だけではなく湿気や寒暖、日照も含めて)や土壌が違うので厳しいはず。
強いて料理に例えれば、日本のワインは質の違いをカバーできる「低温ロースト」だと私は考えます。最初は物珍しいけど、量や回数をこなすと飽きてしまうからであります。
日本のワインは世界レベルと比較して「凄い」のではなく、今までの日本ワインと比べていくらか「凄く」なったというのが真相ではないでしょうか。
私は日本ワインを勧めるソムリエに言いたい。そんなに日本ワインが凄いというなら、個人で白ワインは「甲州」だけ飲んでいろ。赤ワインも「ボー・ペイサージュ」など日本ワインで我慢できるのか、と。
大手メーカーには、そんなに日本ワインが凄いというなら、フランスワインの輸入をやめて日本ワインに特化しろ。と。
日本ワインより「美味しい」、「売れる」と思うから、個人ではフランスワインを飲み、自社ではフランスワインをインポートしているのだと思うのですが、いかがでしょうか。
友里掲示板
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